本日の山中湖:最低-13℃、最高5℃、晴れ。
ここ数日間、マイナス10度を下回る日が続いています。
去年は1月になってから見られた事務所玄関の
氷筍(ひょうじゅん)が、今年は12月中にお目見えです。
まるで富士山のようですね。
このまま寒さが続けば、さらにニョキニョキ成長
してくれそうですが、この寒さは明日から緩むようです。
本日の山中湖:最低-13℃、最高5℃、晴れ。
ここ数日間、マイナス10度を下回る日が続いています。
去年は1月になってから見られた事務所玄関の
氷筍(ひょうじゅん)が、今年は12月中にお目見えです。
まるで富士山のようですね。
このまま寒さが続けば、さらにニョキニョキ成長
してくれそうですが、この寒さは明日から緩むようです。
本日の山中湖:最低-6℃、最高2℃、曇り一時雪
まさに真冬の今日の富士演習林でした。
お昼前から雪が降り、あっという間にうっすらと雪化粧
しました。
この寒空の下、富士演スタッフは2隊にわかれ
元気に働きました。
1隊は事務所まわりの落ち葉焚き。
公開講座(12/5)で燃やし残した分をやきました。
もう1隊は、10年に一度の大調査=林況調査です。
林内各地で調査区画を設けて樹高・胸高直径を
片っ端から調べます。
足かけ3か月、その調査がようやく本日で終了となりました!
これからモノトーンの世界に近づく林内ですが、
ひっそりと彩りを添えてくれるものもあります。
野生のエノキタケ。冬を代表するキノコです。
「雪の下」の地方名がありますが、まさにその名の通り。
赤い実をつけたメギ(メギ科)
枝は鋭いとげで覆われています。
本日の山中湖:最低-6℃、最高4℃。曇り
最近よく事務所の窓から見える木の枝にエナガが来ます。
1年中見られる留鳥ですが、
シジュウカラなどのカラ類と一緒に群れを作るようになる
この時期は事務所の周りに現れてくれます。
全長13㎝ほどと小柄な体型で、
丸い体についた小さくて黒いくちばしと目がとってもかわいいです☆
でもしばらく撮った画像を見てみると、
目の上の黒いラインが凛々しい眉毛に見えてきてました。。
北海道にいる亜種のシマエナガには黒いラインがなく
白いので、ストレートにかわいらしいですが
この凛々しい眉毛と他のパーツとのギャップがまたかわいいです♪
本日の山中湖:最低1℃、最高5℃。曇りのち雨
富士演習林では、事務所付近の景観施業として毎年行って
いるのですが、今年は地元の親子を対象とした公開講座として
企画しました。
落ち葉焚きの役割や、森の楽しさを、焚き火を通じて
伝えようというものです。
地元の山中地区から1組の親子が参加してくれました。
まずはダケカンバの皮や杉の枯葉など、焚き付けによい
森の恵みを覚えてもらい、実際に火をつけてもらいました。
あとは、枯れ枝をどんどん燃やし、落ち葉をもっさもっさと
熊手でかき集め、燃やしていきます。
お楽しみで焼き芋、各種ホイル焼き、飾り炭を焚き火
で作ってみました。
女の子は飾り炭がお気に入りだったようです。
お昼からはあいにくの雨で、早めの解散となりました。
本日の山中湖:最低0℃、最高6℃、曇り
昨夜から山中湖は雪が降り、少しですが積もりました。
途中から雨に変わったようですが、朝のうちは
林内の雪景色を眺めることができました。
今年の冬は南岸低気圧が多いと予報されていますが、
雪の多い冬になるかもしれませんね。
本日の山中湖:最低0℃、最高5℃、曇り
昨日(11/28)のことですが、事務所に珍客が現れました。
イノシシです。
体は小さく子供のようです。
最近、事務所近くの林内でイノシシが土を掘り返した痕跡が
見つかっていましたが、姿を現したのは初めてです。
ここはミズナラが生え、ドングリもよく落ちていたので
ドングリを食べに現れたのかもしれませんね。
本日の山中湖:最低-3℃、最高11℃、晴れのち曇
昨日の雨が乾ききらないうちに冷えたので、今朝はところどころ
道路がツルツル。
もう冬道の覚悟が必要ですね。
雪は降らずとも安心できません。
11月に入って見る見るうちに落葉し、ほぼすべての葉っぱが
落ち切ったようです。
紅葉の名残が足元にありました。
まるで赤いじゅうたんです。
これもおそらく束の間の光景でしょう。
初冬を代表するきのこ、エノキタケが顔を出していました。
本日の山中湖:-3℃、最高:14℃、快晴。
全国各地で今季初の冬将軍に見舞われたようですが、富士演もしっかり冬将軍到来です。
昨日(3日)朝は、雪がうっすらと積もり、氷も張っておりました。
今朝も-3℃と今季最低気温となりました。
紅葉が散り始めたな~、と思っていたら、いきなりの冬将軍の到来でした。
今年の冬はどんな冬になるでしょう?
本日の山中湖:最低3℃、最高18℃、快晴。
今日は、富士急リゾートアメニティとの共催で公開講座「秋の東大の森を歩く」が開催されました。
山中湖に別荘を持つ方など、33名が参加されました。
今日は本当にいい天気で暖かく、気持ちよくい林内を歩くことができました。
おそらく今週末が最後の見ごろの紅葉を愛でながら、ゆっくり歩きました。
紅葉と黄葉の違い、樹木の特徴、演習林の歴史や景観のための森づくりなどを解説しました。
富士演習林は全域が人工林ですが、手の入れ方によって見栄えがまるっきり違うのだということに、驚かれていたようでした。
ひととおり散策を終えてからは山中寮の施設見学をし、寮のダイニングでPICA山中湖の手作りケーキでお茶タイム。
いよいよ紅葉も終盤です。
週明けはマイナス気温が予想されています。
本日の山中湖:最低8℃、最高19℃、晴れ。
今日は暖かい一日でした。
午前中は、台風一過できれいに澄み渡った空が広がりました。
富士演の見所の一つ、景観観測塔からは、新雪と麓の紅葉のコントラストが見事な富士山を眺めることができました。
願わくば、もう少し後の時間なら。
手前のグイマツの黄葉が輝いて、より美しい光景が見られたことでしょう。
今日は、山中寮に倒れかかる恐れがあるヤマハンノキを伐倒しました。
絶対に建物のほうに倒れないように、ワイヤーをかけ、チルホールで引きながら倒します。
幹も、枝張りも建物側に大きく傾いていたため、難しい作業でしたが、なんとか無事に伐り倒すことができました。
切り倒したヤマハンノキは葉っぱを付けたまましばらく置き(葉枯らし)、学生実習用のきのこの榾木として用いる予定です。
本日の山中湖:最低5℃、最高18℃。快晴。
昨日より、教養課程の全学体験ゼミナール「キノコに親しむ」の富士演習林での現地講義が行われました。
14人の学生が富士演に集結しました。
昨日は、林内できのこ採集。
先週の台風以来、雨が降っておらず林内はカラカラ。
きのこ採集前半はカラマツ・アカマツ林です。
丹念に探すと、ちらほら見つかります。
帰ってきてみるとそれなりの量。
カラマツ林を代表する菌根性きのこ・ハナイグチやアカマツ林の菌根性きのこ・ヌメリイグチ、クギタケなどが採れました。
後半は寒地性樹種植林地(モミ、トウヒなど)へ行きたかったのですが、ここで雨が降ってきてやむなく室内作業に。
チェックシートを用いての形態観察や、ファーブルを用いてキノコに潜む虫の観察をしました。
そしてお待ちかねの夕食はみんなの採ったキノコが入った「ほうとう」。
チャナメツムタケ、ヌメリスギタケモドキ、ハナイグチ、ヌメリイグチ、クギタケが入りました。
本日は、ご近所のキノコ栽培家を訪問しました。
ご自宅の裏で、自家用・贈答用のシイタケとナメコを栽培しておられます。
ちょうどナメコがたくさん出ておりました。
富士演に戻ってきてからは、昨日行けなかった寒地性植林地へ急ぎ足で散策です。
(写真提供:後藤晋先生)
昨日とは打って変わっての快晴で、景観観測塔からはきれいに富士山が見えました。
木漏れ日の中で心地よい散策&プチきのこ採りになりました。
締めくくりは、応用キノコ研究所所長の中村友幸さんにお越しいただき、「きのこと人間社会をつなぐ」という講演をお聞かせいただきました。
医薬的なきのこの利用、地域社会での山ときのこのつながりの創出など手広く研究及び社会貢献活動を行っておられる様子をお聞かせいただきました。
きのこの奥深さとすそ野の広さを改めて感じました。
本日の山中湖:最低5℃、最高17℃、晴れ時々曇り。
台風18が去ってから、山中湖では朝は5℃前後の冷え込みが続いています。
秋が深まってきました。
カラマツの落ち葉もだいぶ目立つようになってきました。
少し乾燥気味ですが、黄色が鮮やかなヌメリスギタケモドキが生えていました。
ナメコと近縁なきのこです。
湖畔にも鮮やかな黄色が。
こちらはアキノキリンソウ。
林内の本格的な紅葉まではあと少しです。
本日の山中湖:最低9℃、最高17℃。晴れ
今週一週間は、東京からも応援に来てもらって、林内の樹木の胸高直径や樹高を集中的に調べ上げる予定になっていましたが、連日の悪天候に泣かされました。
中でも木曜日に直撃された台風にはお手上げ。
天候の回復した今日は、富士演スタッフのみで調査を行いました。
林内巡視も兼ねて行いましたが、落ち枝の散乱の外は大きな被害は見つかりませんでした。
きのこ(アラゲキクラゲ)による腐朽が進んでいたマユミが一本、幹から折れていました。
本日の山中湖:最低16度、最高21度。曇り時々雨
東大職員の方々を対象とした特別ガイド「富士演習林のきのこ」が開催されました。
ところが、時折雨に見舞われるあいにくの空模様。。。
それにもめげず、43人の参加者の皆さんは、元気に林内を歩いてくれました。
午前中はお昼のきのこ鍋に入れる食用きのこにターゲットを絞ってきのこ採り。
ハナイグチ、シロヌメリイグチ、ナラタケを入れたきのこ鍋を昼食に食べました。
午後は自由採集。いろいろなきのこを観察しながら、きのこ採集をしました。
雨の中、皆さんお疲れ様でした。
本日の山中湖:最低15℃、最高27℃。曇りのち晴れ
昨日より教養の講義・全学体験ゼミ「森林の保健休養機能」が3泊4日の日程で行われています。
これは、森林の景観を形作る樹木の構造を観察しているところです。
湖畔にたたずむ学生たち。
でも、ただたたずんでいるわけではありません。
じっと耳を澄ませてサウンドスケープ(音環境)の記録をとっています。
森林景観のSD評価実験の様子です。
様々な指標で景観を評価をしながら林内各所をめぐりました。
トリカブトの花が咲いていました。
すでに枯れてしまったものも多く、今年の花つきは悪いようです。
本日の山中湖:最低14℃、最高24度。曇り。
朝も昼も空気がぐっと冷たくなり、早くも夏の終わりを感じさせます。
本日は午前中にカラマツ試験地の毎木調査を行い、午後には湖畔広場の東屋の更新計画について検討作業を行いました。
現地検討も行い、新・東屋の方向性が固まりました。
新しい東屋は、林内整備や教育活動、その他目的も果たせる、魅力的なものです。
出来上がりと実際の運用を考えるとわくわくします。
どんなものが出来上がるか、それはお楽しみです。
充実した1日となりました。
本日の山中湖:最低17℃、最高27℃。曇り時々晴れ
昨日、今日と2日間、一日中とはいきませんが、山中湖は晴れ間に恵まれました。
やはり太陽が照りつけると、夏らしく感じますね。
林内ではザリコミ(Ribes maximowiczianum)が赤く熟していました。
ユキノシタ科スグリ属の落葉低木。
西洋で好まれるグズベリーやカシスと同様のスグリの仲間です。
試しに食べてみると、酸味も甘味もあまり強くありませんでした。
おいしそうに見えたんですがねえ。
砂礫地を好むそうで(名前の「ザリ」は砂利のなまったものといいます)、富士演の火山礫土壌に合っているのかもしれませんね。
ウバユリ(Cardiocrinum cordatum)も咲き始めています。
夏は着実に来ています。
本日の山中湖:最低19℃、最高24℃。曇り時々雨
山中寮の建て替え工事がしばらく行われていましたが、ついに本日、新・山中寮が開寮となりました。
新しい山中寮は、東大OBで(株)リンナイの内藤氏の寄付により建てられ、「東京大学山中寮内藤セミナーハウス」と名付けられています。
学生同士そして学生と教員が生活を共にし、その交流の中で人材育成されていくような場となるようにという願いが込められているそうです。
演習林の実習でも山中寮を使っていくことになりますが、ぜひそのような教育の場としていければいいですね。
山中寮と80年歩んできた富士演からは、開寮記念として、昭和9年の富士演習林俯瞰図を寄贈させていただきました。
旧・山中寮の居室を再現したメモリアルルームに掲示される予定です。
これからまた新たな歩みを共に進めて行くことになります。
本日の山中湖:最低15℃、最高24℃。曇り
今週末は先月に引き続き、都留文科大学の実習が行われました。
今回は下草刈りや間伐(昨日)、地元のお年寄りへの聞き取り調査(本日)をやりました。
若い植林地で、下刈鎌を用いて下草刈りをやりました。
最初はみんな恐る恐るでしたが、だんだんさまになってきました。
中には、下草刈りにはまる学生さんも。
いやー、時間があればもう少し働いてもらいたかった!
下刈り作業中、クロスズメバチに刺された学生さんがいました。
巣の上を踏み歩いてしまったのが原因のようです。
幸い、危険な症状は出ませんでしたが、この時期にはこういう危険が潜んでいることに留意しておきたいものです。
掘り出されたクロスズメバチの巣。
まだ小さいですが、多数のハチに集中攻撃されなかったのも幸いしたかもしれません。
本日は、89歳になる地元のお年寄りに、山と暮らしの関わりについてお話を伺いました。
炭焼きや草刈り、畑作りのことなど、詳しく教えてもらいました。
2時間超にわたる聞き取りの結果をもちより、生業暦や地図上にまとめ、考察を行いました。
学生たちは、昔の人の山でのエネルギッシュな働きぶりに感心し、自然条件と人の暮らし方の関わりに強く興味を抱いたようでした。
これで富士演習林での都留文科大学実習の日程は終了となりますが、富士演の林内美化にも貢献してくれた学生のみなさん、大変ご苦労様でした。