本日の山中湖:最低17℃、最高30℃、晴れ
昨年の晩秋の音楽実験をうけて、季節を変えて新たな音楽実験が行われました。
前日に林内をめぐりながら、いろいろな聞き方で森の中から聞こえてくる音に耳を澄まし、森の中にある音や感じ方の応答について考えを交わしました。
そして本日は、森の中で、演奏者が思い思いの場所を選んで自由に演奏を行いました。
森で偶然に出くわしたシカの鳴き声にインスピレーションを得たという尺八の奏では、森の中に染み渡っていくようでした。
電子音楽は森の音とはだいぶかけ離れているように思えたのですが、違和感というわけではなく、とても不思議な体験をもたらすものでした。
聞く側も、それぞれ自由に場所を変えながら、聞こえ方の違いや情景の変化を確かめていました。
演奏が終わると、青空のもと、車座になって感じたことを共有しました。
特に、楽譜通りではない音楽のあり方や、音として楽しむことの大事さ、奏でる側と聞く側の境界や相互作用について、活発な議論がかわされました。