4月23日に予定されていた森林調査体験「癒しの森を測ろう」が雨天延期のため、満を持して本日行われました。
4月とはうって変って、気持ち良い晴天に恵まれ、暖かな調査日和となりました。
参加してくださったのは、山中湖村と富士吉田市の地元住民の方々12人。
この企画は、実証林を運用するにあたって森林の基礎情報を収集するための調査を、地元の皆さんにも一種の野外レクリエーションとして体験いただけるのではないか、ということで計画されました。
午前中は、樹種を判別して、胸高直径(胸あたりの高さ=地上1.2mでの直径)と樹高を測る調査を体験してもらいました。
特に樹種判別は、だんだん目が慣れてきて、樹種を言い当てられるようになるのが楽しいようでした。
だんだん作業効率が良くなってくるのも、楽しそうでした。後半は、記録係が大変なほどのスピードで調査が進み、樹種判別と胸高直径は調査区内の304本すべて終了してしまいました。
午後は、樹冠投影図(1本1本の木の葉っぱの広がりを位置図に落とした図)を作るための樹冠(最も外側の枝葉)の広がりを計測する調査をしました。一本の木に対し、4方向について、樹冠の広がっている距離を測ります。
これは、ヘルメットが重いこともあり、上を見上げての作業で、首が疲れたようです。あまり「楽しむ調査」向きではないのかもしれませんね。
最後には皆さんからの感想を伺いましたが、そもそもこのように森に入れたことが良かったようです。今後も、地元の皆さんを森にお招きするような企画を考えていきたいと思っております。
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