本日の山中湖:最低1℃、最高14℃、快晴
当研究所では、森林整備で出る木材を有効利用するために製材機の導入を検討しています。
そこで、すでに導入されていて取扱いに詳しい東京農業大学演習林の技術職員の方をお招きして、製材機の検討会を行いました。おなじく製材機の導入を検討している田無演習林のスタッフ2名も駆けつけました。
軽トラに載せて、タイプの異なる製材機を2台、持ってきていただきました。持ち運びしやすく、伐採現場で製材するのが理想なので、こういう状態を見ると、期待が膨らみます。
まずは、しっかりタイプの製材機を組み立てます。
下の段が原木を載せる台、上がチェーンソーを滑らすレールです。
2m以上4mくらいまでの材が挽ける、本格仕様な割には軽量なのですが、いちいち組み立てるとなると、ちょっと億劫な印象でした。
いよいよ、製材デモンストレーション。2.2m位のカラマツを原木に選びました。
原木台に原木を載せて高さを調整し、チェーンソーにレール取付用のアタッチメントをつけて、レール上をゆっくり滑らせて、材を挽きます。
チェーンソーは90ccほどの大きなエンジンを積んでいるので、音の大きさに驚きました。
作業者の耳の付近で騒音も計測しましたが、最高で120デシベル近い値が出ていました。
まずは角材を切り出し、そのあと角材からも厚みを変えて板も挽いてみました。本格的な出来栄えに感動しました。
次はもう一方のタイプの製材機。こちらの方はうんと簡易で、製材機というよりは、チェーンソーのアタッチメントといったほうが良さそうな感じです。
先ほどの大きなチェーンソーにアルミの枠のようなものをはめます。
たったこれだけ。
デモンストレーションの原木にはアカマツの曲がった木を選びました。
こちらのタイプの一番の特徴は、曲がった木も挽けること。2mに満たない短いものでも挽けるのも、お手軽感があり、いいところです。
曲りを利用して、自然なデザインのベンチなどを作ると楽しそうです。
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