林内で調査中に見つけた小ネタを紹介します。
まずは、かわいいほう。
カラマツの切り株の上に、きれいに割れたオニグルミの殻を見つけました。合わせてみるとぴったり形が合いました。これは、この上でリスが食事をしてたという証拠です。リスは上手にクルミの殻を真っ二つに割ることができます。とても人間には真似ができません。
つぎは、恐ろしいほう。
富士癒しの森研究所の森にはツタウルシという最恐の蔓植物がいます。ちょっと気を抜くとすぐにカラマツなどの幹を這い上がり、家主よりもたくさんの葉をつけて、陽の光を奪ってしまい、ついには家主が枯れてしまいます。さらにそんなことよりも、もっと恐ろしいことに、ウルシという名前からも想像できるとおり、うっかりツタウルシの樹液に触れようものなら驚くほどひどくかぶれます。ウルシかぶれに弱い人だと、葉から滴った露にあたるだけでかぶれるとも言われています。
蔓植物の駆除方法は、根元でチョッキンと切るだけです。そこから上には水が上がりませんから、そのうちに枯れてしまいます。でも、次々と新しいのが幹を這い上がってくるので気が抜けません。そういうわけで、ツタウルシを見つけ次第、根元で切っていれば、まあ安心と思っていたのですが、、、、今日驚くべき光景を目にしました。
うまく写真にとれていませんが、この幹に這い上がっていたツタウルシ(幹のこちら側の右寄り部分にまっすぐ張り付いている太いのがツタウルシの蔓)は過去に切り離されていたのですが、なんと、上の蔓からにょきにょきと下方向に根?蔓?を伸ばしてついには地面に到達し、完全復活を遂げて家主を枯らさんばかりに繁茂しておりました。地上1mぐらいのところで切り離されていたのに、、なんと恐ろしや。
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