富士山麓山中湖畔の富士癒しの森研究所(農学生命科学研究科附属演習林)内に立地するスポーティア山中寮内藤セミナーハウスは、親睦を兼ねたゼミ合宿や職員研修に最適の環境です。 周囲の森(演習林)でリフレッシュを希望される場合は、森林ガイドなどに対応いたしますので、富士癒しの森研究所にご相談ください。 詳しくは以下のチラシをご覧ください。
なお、通常8月前半は非常に混み合いますので、この時期を外して計画されますことをおすすめします。ぜひこの恵まれた環境をご活用ください。
2017年5月29日月曜日
山中寮・富士癒しの森研究所を活用したゼミ合宿・職員研修のご案内
2017年5月7日日曜日
全学体験ゼミナール「危険生物の知識(春編)」
6日の山中湖:最低6℃、最高22℃、曇
7日の山中湖:最低9℃、最高22℃、晴
ゴールデンウィーク最後の週末、1・2年生対象の全学体験ゼミナール「危険生物の知識(春編)」の現地実習が行われました。
これまで「秋編」が10月にここで行われてきましたが、「春編」のここでの開催は、今回が初めてとなります。
今回は14名の学生が参加しました。
初日のメインは危険な植物の観察と、それらを用いた実験です。
心配されていた天気もなんとか持ち、存分に植物観察をしたいところだったのですが、今年は春の進みが遅く、全体的に緑が少なかったです。ところによっては、まだサクラ見頃になっている状況でした。
そんな厳しい条件でしたが、芽吹きたての植物を目をこらしながら観察していきました。
種類によっては、根っこを掘るなどして、特に危険な部位を実際に確かめたりもしました。
かつて、魚毒や殺虫用に用いられていた植物を林内で採取してきて、実際にその効果を確かめる実験もしました。
こうした実験を通して、危険な植物をただ避けるだけでなく、それを暮らしに活かしてきた先人の知恵についても学びました。
2日目のメインは、昭和大学の萩原先生を特別講師に迎えてのハチの危険性についての講義と、ハチの毒針の観察です。
講義では、数多くいるハチの中でも人間に襲いかかってくるのは、社会性を持ったハチに限られ、巣を守るために刺そうとすること、実はハチの毒はあまり強くなくて、アレルギー反応(アナフィラキシーショック)が最も気をつけなければいけないことなどを学びました。
冷凍保存されていたハチから毒針を抜き出して、顕微鏡で毒針がどのような仕組みになっているのかを観察しました。
うまく毒針を分解できた班では、ノコギリ状になった毒針の構造が観察できました。
前日に林内に設置していた地表徘徊生昆虫をターゲットにしたピットフォールトラップを回収して観察しましたが、やはり昆虫の出足も鈍いようで、思ったような成果が得られませんでした。
その代わりに、サンプルとして持参していたマイマイカブリやゴミムシの仲間など、毒液を噴射するために注意を要する昆虫について学びました。
樹皮がシカに食べられた痕など、林内に残されている動物の痕跡を観察しながらの森林散策をしました。
センサーカメラの前では、実際にそこで撮影されたツキノワグマの映像をiPadで見てもらいました。
最後は昼食。実験に用いた植物や、森林散策で危険性を開設した植物の中には、食用に適するものがありますので、それらを用いて、昼食のお弁当のプラスアルファとなる一品を作って賞味しました。
また秋には、「秋編」として同様のプログラムが行われる予定です。
7日の山中湖:最低9℃、最高22℃、晴
ゴールデンウィーク最後の週末、1・2年生対象の全学体験ゼミナール「危険生物の知識(春編)」の現地実習が行われました。
これまで「秋編」が10月にここで行われてきましたが、「春編」のここでの開催は、今回が初めてとなります。
今回は14名の学生が参加しました。
初日のメインは危険な植物の観察と、それらを用いた実験です。
心配されていた天気もなんとか持ち、存分に植物観察をしたいところだったのですが、今年は春の進みが遅く、全体的に緑が少なかったです。ところによっては、まだサクラ見頃になっている状況でした。
そんな厳しい条件でしたが、芽吹きたての植物を目をこらしながら観察していきました。
種類によっては、根っこを掘るなどして、特に危険な部位を実際に確かめたりもしました。
かつて、魚毒や殺虫用に用いられていた植物を林内で採取してきて、実際にその効果を確かめる実験もしました。
こうした実験を通して、危険な植物をただ避けるだけでなく、それを暮らしに活かしてきた先人の知恵についても学びました。
2日目のメインは、昭和大学の萩原先生を特別講師に迎えてのハチの危険性についての講義と、ハチの毒針の観察です。
講義では、数多くいるハチの中でも人間に襲いかかってくるのは、社会性を持ったハチに限られ、巣を守るために刺そうとすること、実はハチの毒はあまり強くなくて、アレルギー反応(アナフィラキシーショック)が最も気をつけなければいけないことなどを学びました。
冷凍保存されていたハチから毒針を抜き出して、顕微鏡で毒針がどのような仕組みになっているのかを観察しました。
うまく毒針を分解できた班では、ノコギリ状になった毒針の構造が観察できました。
前日に林内に設置していた地表徘徊生昆虫をターゲットにしたピットフォールトラップを回収して観察しましたが、やはり昆虫の出足も鈍いようで、思ったような成果が得られませんでした。
その代わりに、サンプルとして持参していたマイマイカブリやゴミムシの仲間など、毒液を噴射するために注意を要する昆虫について学びました。
樹皮がシカに食べられた痕など、林内に残されている動物の痕跡を観察しながらの森林散策をしました。
センサーカメラの前では、実際にそこで撮影されたツキノワグマの映像をiPadで見てもらいました。
最後は昼食。実験に用いた植物や、森林散策で危険性を開設した植物の中には、食用に適するものがありますので、それらを用いて、昼食のお弁当のプラスアルファとなる一品を作って賞味しました。
また秋には、「秋編」として同様のプログラムが行われる予定です。
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