本日の山中湖:最低17℃、最高27℃、曇り
今年も去年に引き続き、夏季特別開寮で山中寮を運営している
運動会の学生さんたちとの共同作業が行われました。
(去年の様子はこちら)
山中寮が出来て以来、学生たちは草刈りなど周りの環境整備に自ら取り組んできました。
これはアルバイト・ヂンストと呼ばれ、現在わたしたちがよく使う「アルバイト」
のもとになったともいわれています。
これはドイツ語のArbeitdienstなのですが、Arbeitは仕事、Dienstはサービスなので、
奉仕作業ぐらいの意味なんでしょうね。
このアルバイト・ヂンスト、昭和60年ごろまであったようですが、
その後行われなくなっていました。
それが、昨年からは、演習林と一緒に魅力ある周辺環境づくりを、ということで
復活したわけです。
今年は、寮中庭におくベンチ、寮内におく本棚、暖炉用の薪棚の3点に挑戦しました。
一番大変な作業は、最初に待ってました。
薪棚の土台を打ち込む作業で、ゆうに50センチ以上、たたき込んで汗ダラダラです。
いっぽう、電動工具を使っての木材のカットは女子でもらくらく。
カラマツの角材はベンチの腰掛部分と薪棚の構造材に、ヒノキの板は本棚に使います。
いずれも本研究所産の木材です。
山中寮の管理人さんも登場。ベンチの土台作りを手伝ってくれました。
土台が出来上がったら、角材をねじで打ち付けて組み立て完了。簡単な作りです。
本棚は、強度を高めるためにちょっとめんどくさい細工を手ノコでしてもらいました。
それでも、これも楽しかったようで、熱心に取り組んでもらえました。
そしてついに、
午後4時過ぎに、一通りの作業が完了。右手奥に見えているのが完成した薪棚です。
去年同様に大工さんにも来てもらいましたが、学生さん4人(午後から+1人)で
よくぞここまで作れたものです。
打ち上げでは、早くも来年は何を作るかで話が盛り上がりました。