大寒波の居座りが全国的なニュースとなっておりますが、山中湖が本格的に凍り始めているようで、湖畔広場から様子を見に行きました。
なんと、2、3日前までは波打っていた湖面ですが、湖畔広場から見える範囲が全面的に結氷していました。見るからに薄そうな氷ですが。
手前の湖面がうっすら白くなっていますが、雪が積もったわけではありません。
近づくと、このような「氷の華」を見ることができます。
おそらく、水面がまだ出ているところが、酷寒の冷気に触れて靄が発生し、それが湖畔を撫でる際にできたものでしょう。それにしても、何とも言えない自然の造形美です。
さて、山中湖は2006年に(2005年度の冬)全面結氷し、これが22年ぶりだったと言います。
かつてはスケートやワカサギの穴釣りが盛んだったといいますが、近年ではこれらの活動が氷上でできることは滅多にないようです。
まだ寒い日が続くようですが、今年は6年ぶりの全面結氷となるでしょうか。
山中湖の結氷条件については、研究例は少ないですが、以下の論文が参考になります。
- 濱田浩美・北川義人(2010)山中湖における水温・水質の季節変化と水収支に関する研究.千葉大学教育学部研究紀要.58:371-378
- 田中阿歌麻呂(1902)富士山麓山中湖冬季に於ける結氷状態並水温成層の以上を述べ彼の湖底湧泉存在の確実に及ぶ.地学雑誌.14(3):154-165
おお、全面結氷まで進むと嬉しいですねー、湖面の氷に一度は乗ってみたいものです。
返信削除全面結氷しても、演習林の前から乗るのは難しいように思います。おそらく、平野の「くじらのしっぽ」の部分に限られるのではないでしょうか。
削除1/30にその辺で氷の厚さが調査されてて、14センチ程度だそうです。
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