大学演習林では、技術職員の研修が様々行われていて、今回は富士癒しの森研究所を会場に、第15回関東甲信地区大学演習林技術職員研修というものが6月6~8日の3日間、開催されています。
本日は、終日林内に出ての見学、実習が行われました。
もはやおなじみになったロープウインチを使った搬出作業ですが、今回は2チームに分かれて、いかに楽に、そして少しでも多くの材を搬出できるかを競ってもらいました。
初めての試みですが、チーム対抗戦ということで楽しくそして真剣に取り組んでもらえたようでした。
柴垣づくり、薪割、薪積みにも取り組んでもらいました。
種明しその1.丸太を並べたような工作物は、玉切り台。でした。一定の長さごとに、上の木に切れ目が入っており、それが玉切りの長さを見るゲージにもなっています。いちいちチョークなどで印をつけるまでもなく、原木を置いただけで、次々と玉切りしていけます。
種明しその2.今回、初めて導入してみた、フィンランド製の変形オノ。近づいての写真がないのでわかりにくいのですが、刃身が極端に左右非対称になっていて、振り下ろして気に刺さった瞬間に、重心の重いほうに刃身が倒れます。このことによって、木片が勢いよく外側へはじき出されます。ちょっと慣れが必要ですが、少ない力で割ることができます。おもり式のオノ「スマートスプリッター」も登場。女性や子供でも安全に薪が割れるのが特徴ですが、オノでは危険になりがちな小割を作る作業にも向いています。
信州大学からは自走式の薪割機を持参していただきました。太いアカマツの丸太もバリバリ、すごい威力でした。気をつんである現場まで自走してきてもらえるというのがいいですね。
薪積みも2チーム対抗で、安定性、美しさの点から、積み方を競ってもらいました。
これって、安定…しているんですよね…。
実習の説明や、まとめは青空講義。天気にも恵まれ心地よかったです。
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