2012年11月28日水曜日

冬景色

本日の山中湖:最低‐5℃、最高10℃、曇りのち晴れ
冷え込みも厳しくなり、今朝は小雪も舞った山中湖です。
葉っぱは落ちきり、すっかり冬の装いです。
ところどころ、木々には鮮やかな緑と赤意味が見えます。
寄ってみると、
このように、赤い実がたわわについています。
以前紹介したマユミと同じくニシキギ科の植物で、ツルマサキという常緑のつる性の木です。
そのままクリスマスリースに使えそうですね。

2012年11月8日木曜日

体験型公開講座「フットパスde森づくり」

当研究所林内での作業体験を交えた公開講座を企画しましたのでお知らせします。
NEW!! 詳細な時間等が決まりました。

体験型公開講座「フットパスde森づくり」

地域の自然や文化にじっくり触れ合おうというスローツーリズムへの関心が高まり、そのための基盤としてフットパスが注目を集めています。富士癒しの森研究所でも、森を楽しむための有効な手段としてフットパスの開設と整備を研究課題としています。
今回の公開講座では、フットパスが秘めるの可能性について説明し、森の中や脇にフットパスをつくる想定で、不要な木を伐採するなどの環境整備作業を体験します。また、その木材を利用してベンチなどフットパスの附属設備を作成することも予定しています。最後には、焚き火を利用した昼食をとり、意見交換を行います。(また、オプションとして午後には、希望者への薪割り講習を予定しています。)

日時:12月13日、9:00集合、13:00解散
場所:富士癒しの森研究所事務所にて集合・解散
定員:10名程度
持ち物等:汚れてもよい服装(温かくしてお越しください)、おにぎり等(温かい汁物を提供します)
参加申し込み・問い合せ先:メールあるいは電話0555-62-0012

2012年11月7日水曜日

製材機の検討会

本日の山中湖:最低1℃、最高14℃、快晴
当研究所では、森林整備で出る木材を有効利用するために製材機の導入を検討しています。
そこで、すでに導入されていて取扱いに詳しい東京農業大学演習林の技術職員の方をお招きして、製材機の検討会を行いました。おなじく製材機の導入を検討している田無演習林のスタッフ2名も駆けつけました。
軽トラに載せて、タイプの異なる製材機を2台、持ってきていただきました。持ち運びしやすく、伐採現場で製材するのが理想なので、こういう状態を見ると、期待が膨らみます。
まずは、しっかりタイプの製材機を組み立てます。
下の段が原木を載せる台、上がチェーンソーを滑らすレールです。
2m以上4mくらいまでの材が挽ける、本格仕様な割には軽量なのですが、いちいち組み立てるとなると、ちょっと億劫な印象でした。
いよいよ、製材デモンストレーション。2.2m位のカラマツを原木に選びました。
原木台に原木を載せて高さを調整し、チェーンソーにレール取付用のアタッチメントをつけて、レール上をゆっくり滑らせて、材を挽きます。
チェーンソーは90ccほどの大きなエンジンを積んでいるので、音の大きさに驚きました。
作業者の耳の付近で騒音も計測しましたが、最高で120デシベル近い値が出ていました。
まずは角材を切り出し、そのあと角材からも厚みを変えて板も挽いてみました。本格的な出来栄えに感動しました。
次はもう一方のタイプの製材機。こちらの方はうんと簡易で、製材機というよりは、チェーンソーのアタッチメントといったほうが良さそうな感じです。

先ほどの大きなチェーンソーにアルミの枠のようなものをはめます。
たったこれだけ。
デモンストレーションの原木にはアカマツの曲がった木を選びました。

こちらのタイプの一番の特徴は、曲がった木も挽けること。2mに満たない短いものでも挽けるのも、お手軽感があり、いいところです。
曲りを利用して、自然なデザインのベンチなどを作ると楽しそうです。