3月13-14日、「癒しの森プロジェクト」の活動を支援してくださっている山口育英奨学会さんをたずねました。
新潟県長岡市小国。豪雪地帯です。
2011年6月に初めて伺った際には、根曲りの様子など、豪雪地帯特有の森林の特徴を観察することが出来ました。
では、雪があるときの森林の様子はどのようなものか、そしてどんな見どころがあるのかを会の方々と一緒に検討することが今回の訪問の目的のひとつにあります。
会の事務所の様子です。雪壁の高さが分かっていただけるかと思います。
積雪計はおよそ210cmを指しています。今年の最深は290cmあったそうです。本当に驚くべき豪雪です。
あいにくの雨が落ちてきましたが、スノーシューをはいて森林の中を散策しました。
厚い雪に覆われて、かん木類は雪の下敷きになって、林内は障害物が少なく、夏より自由に歩き回れます。一方、木の枝先は間近に観察できたりします。
尾根の所々では、マンサクの花が見られました。
ところによっては急な斜面を登り降り、アドベンチャー的な要素もあり、山を歩いたという達成感も得られました。
総じて歩きやすかったですが、豪雪地帯特有の雪崩地形や雪庇などによる危険性もあり、子供を連れていく場合は特に注意が必要であることなどが話し合われました。
今後とも、地域特性に応じた森の活用について交流を深めていきたいです。