今日は、東大演習林にマレーシアサバ大学からインターンに来ている2名の学生さんが、研究所を来訪、午後から「癒しの森づくり」のための施業を体験してもらいました。
まずは、景観維持上の施業として頻繁に行われる作業の一つ、下刈り、これは機械を使うので近くで見学してもらいました。マレーシアの森林では、上の木が太陽光をしっかり受け止めているので、低木層が育たず、こうした作業はないんだそうです。
刈りはらった灌木の処理方法として、もはやおなじみとなった「柴垣づくり」を体験してもらいました。
ナタを使って小枝落とし。
マレーシアでは、ナタのことを「パラン」というのだそうです。
編みこみの作業は、万国共通(?)で楽しいようで、楽しみながら取り組んでいました。
当研究所で推進したいと考えている、楽しめる森林作業について、理解してもらえたようでした。
最後は、歩道・林内から除去し、集めてきた落ち枝などを集めた時の処理方法の一つとして、無煙炭化器での焼却処理を体験してもらいました。
マレーシアでも野焼の規制が厳しいのだそうです。
全く違った背景を持つ人たちと一緒に作業、交流すると、こちら側の事情の特殊さや普遍性も確認できて、よい勉強の機会となりました。
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