本日の山中湖:最低-2℃、最高13℃、快晴
今週の土日は、東大の1,2年生対象の講義・総合科目「森のエネルギーを使いこなすの」現地実習が県所内と周辺地域で行われました。
初日は、3つの班に分かれて、順繰りに各種実習をこなしていきます。
間伐実習。カラマツを間伐しますが、班ごとに別の演習問題が与えられています。自分たちで間伐した木材を用材として売った場合、どれほどの売り上げになるのか、燃料としてどれほどの価値があるのか、販売した場合は売り上げはどうなりそうか、など、間伐した材を計測したうえで計算に取り組んでもらいました。
薪割り実習。まずは薪割りの危険性と基本技術を習得してもらいます。
また、薪を割る前には原木の直径を測っておいて、後で薪の実体積を求められるようにしておきます。
割った薪はきれいに積み上げて層積体積を計り、実体積と比べてみました。
周辺地域での聞き取り調査。薪を使っているお宅や、関係する業者さんなどを訪ね、インタビュー、「交流をしてもらいました。
2日目は全体行動。実は初日には、簡易炭焼き窯で炭焼きをやっていて、その成果を確かめました。固くて良い炭が焼けましたが、収炭率を求めてみると、15%程度。なかなか名人技のようにはいきません。
ペレットストーブを販売・設置する業者さんも見学しました。ストーブ設置からストーブ運転まで、実演を見せていただき、大変にためになりました。
最後は、森のエネルギーを活用した昼食づくり。
周りに落ちている枝や薪割りの屑でたき火をして、大量の燠を使って豪快な料理、ほうとう、カボチャの丸焼き、焼き芋、焼きリンゴ。すべておいしくできました。食べ始めるとにぎやかだった学生も無言。よほどおいしかったんでしょうね。
体と頭で森のエネルギーを存分に知る二日間になりました。
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