本日の山中湖:最低4℃、最高11℃、曇り。
今週は、秩父演習林からの協力を得て、ひたすら間伐作業をする一週間でした。
今回間伐したのは、山中湖のような寒冷な地域で育てる樹木としてどんなものがいいのかを調べるために設置された寒地性樹種試験地という実験林です。
ヨーロッパトウヒ、ストローブマツ、ウラジロモミ、トドマツなど、一般的な林業地ではあまり見られない樹種が、今回の間伐の対象でした。
設定されてからおよそ50年を経た森林で、大きなものは胸高直径50cm近くまで成長しています。さらに、間伐対象木の本数も400本以上と多く、秩父演習林からのベテラン職員の協力を得ての作業となりました。
追い口を切った後に、クサビを用いて見定めた方向に木を切り倒していくという方法です。
周りに引っ掛かりそうな木がない時に有効ですが、作業効率が良いです。
クサビでは難しそうな木は、ロープウインチを使って伐倒方向へ確実に誘導します。
これが間伐を施す前の森林の様子です。
この5日間で予定していたすべての間伐が終了しました。
そして、森の様子はこのようにだいぶ見通しの良いものになりました。
今回切り倒した木は、来月に木材搬出作業会で地域の皆さんと林道脇まで引き出して、薪原木として希望する方に提供させていただく予定です。
また、穂先の形状のいいものは、クリスマスツリーとして東大本部キャンパスのほうで活用される予定です。
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