18日の山中湖:最低12℃、最高27℃、晴れ
19日の山中湖:最低14℃、最高23℃、曇り
この週末は、富士癒しの森研究所を会場に、日本菌学会関東支部・菌類懇話会合同の菌類懇話会が行われました。
46名もの参加者の方が各地から集まりました。
初日はミニシンポジウムとスライド上映会でしたが、熱心な参加者の皆さんでぎっしり席が埋まり、会場は熱気ムンムンです。
以下のような話題が講演・発表されました。
「山梨のきのこと自然環境」柴田 尚(山梨県森林総合研究所)
「菌類民俗学の可能性~地域を知る・興すアプローチとして~」齋藤 暖生(東京大学)
「島の地下生菌の謎に迫る」折原 貴道(神奈川県立生命の星・地球博物館)
2日目はお待ちかねの菌類のフィールド観察です。
専門の先生による解説に聞き入る参加者の皆さん。
この後は自由行動で、林内の各地に思い思いに散らばっていきました。
キノコの季節というとどうしても秋を連想しますが、この梅雨の時期にも結構出ているものです。
上の写真は、この研究所ではおなじみのハナイグチ。よく探せばこの時期にも出ています。
興味深かったのは、参加者皆さんのキノコ写真を撮るための工夫です。自作のレフ板を使ったり、レンズ構成をカスタマイズしています。
強すぎる光を遮断するためのこんな工夫もされたりしています。
一つのキノコを撮るのに1時間以上かけることもあるんだとか。
午後は鑑定会と専門家による解説です。
それにして多種多様なキノコが集まりました。キノコはまだまだ知られていないものが多く、今回も幾つかまだ名前の付いていないキノコが見つかっていました。
葉っぱに時々見かける病変も菌類の仕業だということで、その状態や奇妙な生活史について専門の先生に解説してもらいました。
面白いところでは、こんなものも。
これは、冬虫夏草の一種でカメムシタケというものだそうです。よく見ると、カメムシから生えていますね。
梅雨の最中にも関わらず天候に恵まれ、多くのキノコに出会え、参加者の皆さんは充実した2日間を過ごせたようでした。
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