2013年に実証林を整備する際に弱度の助間伐作業を施しましたが、その前後で、「癒し機能」がどう変わるのかを検証した実験結果が論文として公表されました。
<過去記事から>
間伐前:5月の実験
間伐作業
間伐後:10月の実験
Progress in Earth and Planetary Science (PEPS) という雑誌にてオープンアクセスの論文として公表されています。
2013年の助間伐整備は、軽いものでしたが、景観評価や心理効果に大きな違いを及ぼすものではありませんでした。
森林景観が遮蔽されていた時に比べて、森林景観を見ていた時に間伐前後いずれの場合にも明白な心理効果が得られたということは、カラマツ林というこの地方に多いタイプの森林がもつポテンシャルの高さを示していると見ることができるかもしれません。
より強度の間伐ではどうなるのか、良好な森林景観を維持するための間伐は、薪材生産の需要とうまく結びつくのか、といった点も今後、検証していきたいと思います。
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