9日の山中湖:最低-8℃、最高4℃、晴れ
10日の山中湖:最低-8℃、最高8℃、晴れ
この週末は、今年度から始まった1、2年生向けの講義、全学体験ゼミ「癒しの森と地域社会(冬)」の現地講義が行われました。
8名の学生が参加しました。
今回、学生が取り組んだのは、山中諏訪神社の境内林をさらに魅力的に、さらに活用するためのアイデアを生み出し、練ることです。
まずは、演習林内の森林を短時間で見て回り、保健休養のための森林管理の課題について学びました。
神社の森まで歩き、観光関連の産業や土地利用が重要な位置を占める地域の実情をみていきました。
神社に着き、一通り境内林を見てまわった後、神社の禰宜さんに、境内林の整備の事情や課題について教えていただきました。また、地域にある自然を生かすことで魅力ある地域づくりをしたいと活動をされている山中湖おもてなしの会の方々に、活動にかける思いや、境内林の活用に寄せる期待をお話しいただきました。
一通り情報を得たところで、寮に戻ってアイデアの検討作業。
まずは思いつくままに、現地の特徴やアイデアを連想し書き出し、他人の意見も聞く中で膨らんだアイデアを書き出すという作業をしました。
次に、2班に分かれて現地に提案するアイデアを現実的な視点を入れながら練り上げる作業をしました。
2日目午前中は、再び神社の森に戻り、考えたアイデアを現実に試してみて、さらに提案内容をブラッシュアップする作業に取り組みました。
1つの班は、インスタ映えする写真スポットを見出すことを当初の目的にしていましたが、冬枯れした森の中をいかに演出するか、楽しく巡ってもらうためにどんな仕掛けができるのか、という方向に現地でアイデアを修正していっていました。
もう一つの班は、子供達などが興味を持ってくれそうな観察スポットを探しつつ、神社からの森の入り口をもっとわかりやすいようにしてみては、ということで、林内にある石を活用して、森へ人を引き込む道の演出にも取り組んでいました。
現地での検討を経て練られたアイデアを、神社の禰宜さん、山中湖おもてなしの会の方々に発表させていただきました。いくつかのアイデアについて、面白い、ぜひやってみたいという評価をいただくことができました。
演習林外の場所を課題対象地として活動するのは、今回が初めての試みでしたが、山中諏訪神社の境内林は学生と一緒に活動する上でも非常に魅力的な場所であることがわかりました。今後も学生実習などを通した地域との交流を進めて行きたいと思います。
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