2017年12月4日月曜日

GIS指導者研修

11/29~12/1に、GIS指導者研修が実施されました。




東京大学の全演習林で取り組んでいる、
基盤データ整備のGIS(地理情報システム)部門の研修で、
当所も含めて6名の技術職員が参加して行われました。




今はやりのドローンを用いた森林の空撮と、
その画像からデータを作り森林情報を求める技術について研修が行われました。




基本的な説明の後、飛ばします。
これは練習用のおもちゃです。
自動で安定しないので本物より相当難しいです。



いよいよ本物を飛ばします。

先に飛ばしたおもちゃと違い、
GPSによる自動制御でとても安定しています。


これは風速計です。
風や鳥や電波など、ちょっとしたことで不調になり、
行方不明になったり墜落するそうで気が気じゃありません。
基本的には常に見失わないように目視で確認します。


実はちょうど前週、秩父演習林で調査用のドローン墜落による山火事が発生しました。
事故の詳しいことはまだわかりませんが、
いままで以上に安全に注意して使用しないとなりません。


ちなみにこれは、行方不明になったドローンを探すための機械です。



その後、写真データを室内に持ち帰り、PCソフトで処理すると
3Dデータとなり、


木の位置や樹高が求められました。




飛行プログラムの作成方法についても実習が行われました。
動きがおかしくなった場合の手動帰還方法も…。


ドローンを用いた森林調査技術は大変便利でおもしろかったです。
しかし安全には常に細心の注意を払わないとならず、
緊急時には迅速に的確な対応を行う必要があるなど、
かなりの知識と経験が必要となりそうです。


今のところ、当所が独自でドローン調査を行う計画はありませんが、
今後学生など利用者の使用が増えてくることも十分考えられます。

そういった場面で、技術職員として今回の研修の成果を活かしていければと思います。


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