富士癒しの森研究所では、幹にキノコの生えたカラマツがちらほら見つかります。
これは、木材腐朽菌が樹体の中に侵入している目印で、腐朽が進んでいる可能性があります。
内部に空洞ができている木は倒木の危険性があり大変危険です。
そこで、腐朽具合を調べるため、秩父演習林の山田先生、原口さんのご指導のもと、
ぽん太(打撃音樹内腐朽菌簡易診断装置)による腐れ状況調査を行いました。
この装置は、幹を叩いて打撃音を分析し診断するため、木を傷めることなく簡単に診断できるのが特徴です。
調査の結果、キノコの生えているカラマツの7本中6本は腐朽率数%ほどの初期の腐朽ですぐに倒れる状態ではないが、
1本については40%ほどの腐朽率との診断が出たので伐採を検討することになりました。
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