本日の気温:最高気温7.8℃ 最低気温-2.0℃ 雨のち雪
研究所には「試験地」と呼ばれる、樹木の成長や森林の動態を長期的に観察するための場所がいくつかあります。
「聖ヒノキ試験地」はそのうちの一つで、耐寒性に優れたヒノキ品種の品質・形質を検証するために、南アルプス聖岳で天然更新しているヒノキから挿し穂を採取して、1990年に植栽したのが始まりです。
その後、6〜7年に一度の定期計測を行ってきましたが、試験地の当初の目的を達成したため、今回の測定を最後に試験地を閉じることになりました。
設定時は468本あった個体は、間伐や枯れを経て、現在は136本が残っています。
この日はあいにくの雨でしたが、教職員によって全個体の胸高直径が測定されました。
試験地としての役割は終えますが、今後もヒノキ人工林として維持していきます。近いうちに間伐も予定し、間伐材の有効利用も考えていきたいと思います。
35年間の成長を測定
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