2020年5月15日金曜日

青空オンライン会議

本日の山中湖:最低5℃、最高24℃、快晴
新型コロナウイルスの影響で、軒並み学生実習が中止となるなど、当研究所でも今までにない事態となっています。
いつも通り、季節がめぐり、爽やかな初夏の陽気と生き物の活発さとは対照的です。

今日は、東京にいる方とのオンライン講義があったので、こちら側からは、初夏の森の様子も伝えたいということで、昨年整備した講義室のウッドデッキから会議に参加しました。
こちらの新緑の鮮やかさや、鳥のさえずりなどがうまく伝わり、初対面の方もいる中での会議でもリラックスし、議論も前向きに進みました。
会議の場として森を活用することに、手応えを感じました。
オンライン会議がこの先、標準化されるかもしれませんが、そのための環境として森の活用も積極的に考えていきたいと思います。


2020年4月25日土曜日

春の彩り

本日の山中湖:最低-2℃、最高13℃、快晴
本来であれば、今日は、特別ガイド「春の彩りを訪ねて」が行われる予定でした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、やむを得ず中止となってしまいました。
本当に、みなさんに来ていただきたかった、という日和でしたので、ぜひ写真だけでもお届けし、すこしでも癒しをお分けできたら、と思います。

いつもより1週間以上早く咲き始めたサクラでしたが、その後、ゆっくりと開花が進み、今がちょうど見ごろになっています。新緑も見え始め、サクラとの淡いコントラストがきれいです。
こちらのサクラは、マメザクラと呼ばれる野生のサクラがメインで、その名の通り、小型のサクラです。森の中で控えめに彩りを加えます。


ソメイヨシノなどの園芸品種と比べると、花のつき方に豪華さはありませんが、独特の美しさがあります。

サクラの開花は小鳥たちにとっても「ごほうび」のようです。
たくさんのメジロがやってきて、蜜を吸ってました。

春の芽吹きは緑とは限りません。緑の葉っぱが出てくるまでの一瞬だけ、枝先が赤みを帯びるものも多いです。これは春紅葉と呼ばれます。

近寄ってみると、芽鱗と呼ばれる、冬芽を包んでいた鱗片が赤く輝いています。
これはカエデの芽吹きです。

カエデの仲間も、今が花の季節です。小さいのでよく見ないとわかりませんが、小さな可愛い花を見つかるはずです。まだつぼみの状態ですが、赤く垂れさがっているのが、カエデの花です。

小さい花といえば、山中湖周辺では、アブラチャンという木が多いのが特徴です。
4月頭に咲く花ですが、この時期でもまだかろうじて花が残っていました。

この時期は、足元の彩りも楽しみです。
虫の目になって探すと、小さな春の息吹を見つけられます。

これは、ヒナスミレというスミレです。スミレは紫色のものが多いですが、これはピンクに近い色合いです。

よく見ると、足元のコケもなかなかきれいです。
音符をさかさまにしたようなものは、「葯(やく)」という、コケの胞子を散布するための期間です。
コケにとっての花のようなものです。

まだこの時期は、木々の葉はほとんど開いていないので、遠くまで見通すことができます。
木々の隙間から、まだまだ真っ白な富士山を眺めることもできました。

2020年4月7日火曜日

花の季節到来

本日の山中湖:最低−2℃、最高14℃、晴れ
まだまだ朝は氷点下の冷え込みになりますが、山中湖もいよいよ花の季節を迎えました。
いつもよりも10日ほど早くマメザクラが開花しはじめました。

ほかの花も一斉に動きはじめたようです。
この時期の花は小さく目立たないものも多いので、マクロ撮影のできるカメラを持ちながら、「虫の目」になって観察するのがオススメです。

これはヒナスミレというスミレで、春真っ先に咲きます。
マメザクラの咲く時期にはタチツボスミレが見頃なのですが、今年はまだ姿が見当たりません。先週の大雪で出遅れているのでしょうか。

これは、オニシバリという植物の花です。
黄緑色で目立ちませんが、寄ってみるとなかなか可愛らしい花をつけています。

2020年4月2日木曜日

伐採木の計測

本日の山中湖:最低5℃、最高13℃、晴れ
この冬、湖畔広場脇のカラマツ林で、大掛かりな伐採をしました。
このところ、ちょっとした風でカラマツが折れたり根がえりすることが続き、このままでは危険と判断したためです。
伐倒した木はその場に積み上げており、本日はその計測作業を行いました。
今後、使えそうなものは板や柱に製材して使うために、だいたいの量(体積)を把握する必要があったためです。

輪尺という大型のノギスのような道具を使って、末口(丸太の細い方)の直径を図っていきます。
表計算ソフトで計算式を仕組んだ野帳ファイルを入れたタブレットPCにデータを打ち込んでいきました。
そうして、その場で大体の見積もることができました。
残念ながら、大部分は中腐れが入っていて、製材にはあまり適さない状態でしたが、やはり、事故が起こる前に倒しておいてよかったと実感させられました。

湖畔ではコブシが咲き始めました。
これはいつもより1週間ほど早いようです。

2020年3月30日月曜日

雪中花

本日の山中湖:最低−1℃、最高4℃、曇り
昨日の季節外れの雪で、辺りは一面の銀世界に逆戻りです。
積雪は20センチほどありました。
そんな中、アブラチャンがほころび始めました。
3月中の開花は、おそらく今までで一番早いのではないでしょうか。
雪が残ったまま、新年度を迎えそうです。

2020年3月25日水曜日

別れと出会いの季節

本日の山中湖:最低-7℃、最高13℃、快晴
来年度は、富士癒しの森研究所のスタッフは大きく入れ替わります。
本日は、新しく着任する職員が引き継ぎのために来ていて、歓送迎会として昼食会を持ちました。

村内の民家で郷土料理を提供してくださる方にお願いして、心のこもった昼食をいただき、アットホームな雰囲気で去る職員を送り出し、また新たな職員の歓迎ができました。

今年は山中湖もいつになく早い春の訪れを迎えています。
林内では黄色い花がちらほら。

いつもは3月末になってから咲くトサミズキです。
もうじき花序がぶらんと長く垂れ下がって見頃を迎えます。

こちらはもう一息。
いつもは4月の声を聞いてから咲き出すアブラチャンです。
いつもより1週間ほどは動きが早いようです。

新年度のスタッフは4月以降、研究所ウェブサイトで紹介いたします。

2020年3月17日火曜日

センサーカメラおすすめ画像

もうすっかり春かと思わせておいて突然寒くなったり雪が降ったりする今日この頃ですが皆様お変わりありませんでしょうか。

今回はキツネです。

動画の、あまりにも画面のはじっこで写ったもので、
かなり小さい部分を切り取る形になっております。

キツネは皆様比較的なじみ深い動物かと思いますが、
当所では存在は確認されていますが、
センサーカメラも目撃もあまり記録がありません。
そんなわけで今回のこの画像は比較的希少価値のあるものになります。
しかもカラーです。

(当センサーカメラ調査は東京大学演習林基盤データ整備委員会生物部門脊椎動物分野の活動です。)