朝はまだまだ冷え込みますが、日中は春を感じる今日この頃。
生き物の動きも活発になってきています。
部屋の中にはカメムシがブンブン。窓辺にも虫が飛んでいるのが見えます。
小鳥のさえずりも力強くなっているよう。
生き物を気配に気になりながらも、年度末の慌ただしさで、
何かと事務所の中を動き回っていたのですが…。
ふと窓の外を見ると、なんとびっくり。
シカの首!!
目が合って私も大きな♂シカもびっくり、
窓越しとはいえ、5mありません。
♂シカは数歩飛び下がり、しばし呆然としていましたが、
やはり食い意地にはかなわぬようです。
じわじわ元の位置へ戻ってきて、
↓ご覧の通り。
シカが垣根を食べていることは気が付いていましたが、
日中、それも、もの凄い勢いで食べている姿を、
こんな間近で目撃するとは予想していませんでした。
食害は外側が特にひどく、枯れてしまいそうな状態です。
その後、写真を撮る私に視線を送りつつも、
春の陽気を楽しむかのようなシカ達。
10頭弱の群れはオスだらけで、メスは1頭のみ。
今日は数時間も馬場付近に滞在しました。
ここは奈良か?シカ牧場か??という光景です。
しまいには、オス同士でツノ突きを始めました。
コーン、コンコーンと馬場にツノ突きの音が響きます。
真剣勝負ではなさそうですが、観察していると、体の大きさ、角の大きさで、
簡単に優位がついているのが分かりました。
こちらの↓写真をみてください。
左の♂シカは体の色もうすく、ツノが小さいですね。若いオスです。
右側の大きな♂シカは仕方がなく向き合っていますが、
当たる前から勝負あり。突き合うこともなく、
へっぴり腰な若いオスはすぐに逃げてしまいました。
しかし、観察することは興味深いですが、
確実にシカを見る回数が多くなっている現状は、
複雑な思いです。
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