2014年10月19日日曜日

全学体験ゼミ「危険生物の知識(秋編)」

本日の山中湖:最低3℃、最高17℃、晴れ
今年度の冬学期、急きょ開講された教養学部の全学体験ゼミ「危険生物の知識(秋編)」の現地講義が、昨日と今日の二日間、行われました。
林内を、有毒植物、毒キノコなどを観察しながら、また、この後の実験で使う植物を採取しながら散策しました。危険を回避する方法を体得するだけでなく、人間の暮らしに利用できる側面も知ることがこの講義の特徴です。
林内で採取した植物を用いた魚毒実験。使う植物によって、効きの早さや魚の反応の微妙な違いがあることを観察できました。
(自然の河川等での魚毒漁は法律によって禁止されています。)
かつてハエ取りに使われていたキノコを使った実験もしました。効き目は抜群で、翌朝までにハエはほぼ全滅していました。先人の知恵はすごいものです。
夜にはスズメバチの巣を採取。巣の構造や、ハチの姿を詳細に観察することができました。
どうやらこのスズメバチはコガタスズメバチという種類だったようです。
もう寒くなっているので、働き蜂の幼虫はなく、新女王蜂の蛹が主でした。
取り出した蛹は、バター炒めでおいしく頂きました。
「エビのような味」などという感想が聞かれました。
昼食は、かぶれたり、とげがあったりと一癖ある森の食材を使ってちょうり実習。
クルミバターを作ってパンにつけて食べたり、サンショウの田楽味噌を作って、魚毒実験でお世話になった魚を焼いたものにつけて食べたりしました。
これはローストナッツ。ヤマグリとツノハシバミをおいしく食べることができました。

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