2021年5月9日日曜日

全学体験ゼミ「危険生物の知識(春編)」2021

 本日の山中湖:最低10℃、最高25℃、快晴

すっかり木々の芽吹きが進み、鮮やかな新緑の時期を迎えました。

昨年度は新型コロナウイルス感染症のために全く実施できなかった、1,2年生向けの講義・全学体験ゼミナール「危険生物の知識(春編)」が開催されました。

1年半ぶりの開講です。

いつもは1泊2日の日程で行っていますが、今年は日帰りで、前日の田無演習林での実習に引き続いて行われました。

まずは、新緑の森の中を、有毒植物や動物の痕跡を観察しながら歩きました。学生たちは実地での学びに飢えていたようで、なにか気になるものがあると立ち止まり、つぶさに観察していました。


後半は植物の成分を使った実験をいくつかやりました。

田無演習林で仕掛けた殺虫実験の結果もまとめ、植物による殺虫能力の違いを確かめました。
オンライン講義の多くなってしまった学生にとって、刺激の多い学びの機会となったようです。


2021年4月19日月曜日

マクロ撮影で楽しむ春の植物

 本日の山中湖:最低−2℃、最高18℃、快晴

4月1日に開花を迎えた「癒しの森」の中のマメザクラですが、その後、寒い日が続き、今も見頃が続いています。3月下旬に咲き始めたコブシの花もまだ残っています。

新緑の芽も萌え出し、こちらはいつものゴールデンウィーク頃の感覚です。今年は、そんなことから、いろんな色が一気に出揃う春となりました。

春の植物は小さな枝先や足元で、その独特の彩りを見せてくれます。そのような見逃してしまいそうな彩りを楽しむのに、写真のマクロ撮影はとてもオススメです。

マクロ撮影は、平たくいうと、接写で、対象物に近寄って大写しにする撮影の技法です。少し前までは、一眼レフのカメラなどに専用のレンズを装着して撮る、という少々大掛かりなものでしたが、今は、気軽に撮ることができるようになりました。

最も簡単なのはスマホで撮る方法で、専用のマクロレンズが販売されていて、100円ショップで買うこともできます。また、デジカメはほとんどの製品で「マクロ撮影モード」が用意されています。

ここでは、はじめの一歩としてのヒントを紹介します。(説明資料はこちら)

マクロ撮影と普通の撮影の大きな違いは、焦点距離が近いということです。そして、使うレンズによって焦点が合う距離が全然違うので、これをあらかじめ知っておくことがポイントとなります。

それぞれの機種の特性(焦点距離)に応じて、同じ被写体を撮ってみるとどうなるでしょう?

まずは、マメザクラ。

スマホにつけるマクロレンズを使って撮ると、虫の視線で見ているようです。
3センチ以上離れると、焦点が合わなくなるので、うんと近づいて撮りました。
次は普通のデジカメで、10センチくらい離れたところから撮影してみました。
マクロ撮影をすると、焦点の合わない背景などはぼやけ、これが独特の臨場感を写真に持たせます。
強力なズーム機能を持ったデジカメで、あえて距離をとってマクロ撮影をしてみました。
雄しべや雌しべをくっきり観察するような寄り方はできませんが、花の枝全体が風景から浮き上がります。

次は、足元の植物を。先週あたりから盛んに咲き始めたタチツボスミレです。
スマホのマクロレンズでドアップ。雌しべまでくっきりです。
コンパクトデジカメのマクロモードではこんな感じ。背景の森がぼやけて、生えている環境の雰囲気が伝わります。
強力ズームで、1メートルくらい離れたところから狙うと、一緒に生えている草も浮かび上がって、タチツボスミレとそのご近所さんの世界が見えてきます。

枝先の花などは、どうしても近寄れないものがあります。そういうものは、基本的にはマクロ撮影はできませんが、強力ズームのあるデジカメなら、なんとか撮影が可能です。
これはトサミズキという木の花です。木はそれほど高くないのですが、やはり手に届くところにはなかなか花が咲かないので、ズームで迫ってみました。強力ズームのついた機種は、数メートル先の被写体をマクロモードで撮影することができます。

皆さんも、お手持ちの機材で身近な植物のマクロ撮影を楽しんでみてください。


2021年4月11日日曜日

音楽イベント「癒しの森で親しむクラシック音楽と森の時間」のお知らせ

6/27の「湖畔の昼さがり音楽会」と「癒しの森の宵やみ音楽会」は、予定通り開催いたします。奮ってご参加ください!!

コロナで疲れた心を癒やしたい、と昨年8月に開催された「癒しの森の朝もや音楽会」。演奏をしたNHK交響楽団の弦楽トリオClassic Encourageは、山中湖の自然と人に魅せられました。またここで新しい音楽の形を探りたい、音楽の文化を地域の皆さんと一緒に育てたい、との思いが寄せられ、あらたな歩みをはじめることとなりました。今年は、時間と場所を変えて、2回の音楽会を開催します。みなさまお誘い合わせの上、お気軽にお越しください。
(ここをクリックしてチラシをダウンロード)

湖畔の昼さがり音楽会 

日時:2021年6月27日(日)、13:30-15:00(荒天時は中止)
会場:山中湖交流プラザきらら・シアターひびき 
開場:12:30 
曲目:ベートーヴェン/セレナーデ Op.8
   J. S. バッハ/ゴルトベルク変奏曲  
参加条件: 
  • 事前申込みは不要です。直接会場に起こしください。
  • 参加は寄付制で、大人お一人1000円以上の賛助金をお願いいたします。
その他:
  • 12時半より山中湖おもてなしの会による飲み物・軽食の出店がありますので、ぜひご利用ください。


癒しの森の宵やみ音楽会 

日時:2021年6月27日(日)、19:00-20:00(荒天時は中止)
会場:東京大学富士癒しの森講義室 オープンテラス
開場:18:00 
曲目:モーツァルト/ディベルティメント K.563
参加条件: 
  • 事前申込みは不要です。直接会場に起こしください。
  • 参加は寄付制で、大人お一人1000円以上の賛助金(ワンドリンク込み)をお願いいたします。 
その他: 
  • 山中湖おもてなしの会による飲み物の出店がありますので、ぜひご利用ください。
  • 森が会場ですので、折りたたみイスか敷物、懐中電灯を各自ご用意ください。
音楽会に先立って、小中学生向けの楽器に親しむワークショップも開催します。


プロの音楽家と親しむ楽器の奏で

(ここをクリックしてチラシをダウンロード)

日時:2021年6月27日(日)、9:30-10:30
会場:山中湖村情報創造館・研修室
参加条件:事前申込制。山中湖村内の小中学生先着15名(+親1名)
参加申込:以下のフォームに必要事項をご記入ください。(ただいま受付中です)

2021年4月6日火曜日

カラマツ中腐れ状況の調査

本日の山中湖:最低3.5℃、最高9.2℃、晴れ

富士癒しの森研究所では、幹にキノコの生えたカラマツがちらほら見つかります。 これは、木材腐朽菌が樹体の中に侵入している目印で、腐朽が進んでいる可能性があります。 内部に空洞ができている木は倒木の危険性があり大変危険です。 


 そこで、腐朽具合を調べるため、秩父演習林の山田先生、原口さんのご指導のもと、 ぽん太(打撃音樹内腐朽菌簡易診断装置)による腐れ状況調査を行いました。 この装置は、幹を叩いて打撃音を分析し診断するため、木を傷めることなく簡単に診断できるのが特徴です。


 調査の結果、キノコの生えているカラマツの7本中6本は腐朽率数%ほどの初期の腐朽ですぐに倒れる状態ではないが、 1本については40%ほどの腐朽率との診断が出たので伐採を検討することになりました。

2021年4月1日木曜日

エイプリルフール?

本日の山中湖:最低8℃、最高16℃、曇り 
全国各地で、早すぎる桜の便りが届いています。 山中湖でも例外ではなく、驚異的な春の早さです。
なんと、本日、林内のマメザクラが咲き始めました。 林内でも毎年真っ先に咲く個体なのですが、こんな早い時期に咲くのは初めてです。 
いつも4月15日くらいに咲き始めるので、2週間ほど早い開花です。 あまりの早さに不気味さを感じ、エイプリルフールであってほしいと思ったほどです。
他も全般的に春の進みが早いのですが、例外もあります。
アブラチャンは2日ほど前に咲き始め、これは例年通りです。
トサミズキも咲き始めで、まだこれから本格的に咲きそうなので、例年通りといったところです。
足元では、コケが瑞々しく背伸びを始めていました。

2021年3月27日土曜日

森の中からの最終講義

本日の山中湖:最低-3℃、最高14℃、晴れ 
富士癒しの森研究所をご利用いただいている新領域創成科学研究科の斎藤馨先生の最終講義が、富士癒しの森研究所を会場に行われました。 最終講義の会場が演習林というのは、他に例がないのではないのではないでしょうか? 
講義は、正装(モーニング)の先生が、長靴を履いて林内から現れ、癒しの森講義室のオープンテラスに登壇して始まりました。
背景には現実の森林、それに対してフォーマルないでたち、という何とも斬新な光景です。 講義は、スライドを使うことなく、森の風景の中で展開していきました。
時折、講義室の中に立ち入って、ホワイトボードに板書しての講義も拝見させていただくことができました。 講義後のセレモニーも含めると3時間以上にわたって、オンラインで配信されました。 オンラインでの参加者は実に150名を軽く超えていたようです。 新型コロナウイルス感染症のため、最終講義がオンラインということになりましたが、それだからこそ、こちらの森を会場として利用することもできたのかな、と思います。 森の新たな可能性に気づいた1日でもありました。

2021年3月25日木曜日

パネル式看板

本日の山中湖:最低 -1.4℃、最高11.2℃、くもり 

山中湖村役場交差点脇にパネル式看板を設置しました。2013年に設置した一代目が腐朽のため取り換え計画を進めてきました。この看板には、研究所で伐採されたカラマツ材を使用しています。 絵パネルは、一般の方や学生、職員の作品でそれぞれの個性がよく出ています。
研究所のパネル式看板は全部で4カ所に設置されています。 道路からよく見えるところに設置されているので散歩がてら探してみてくださいね。