2021年5月14日金曜日

地元の高校生の来訪

 本日の山中湖:最低10℃、最高22℃、晴れ

新緑の鮮やかさが増し、初夏らしくなってきました。

今年度、お隣の富士吉田市にある吉田高等学校の課題研究に協力させていただくことになりました。

今日は、当研究所を選んでくれた3人の高校生と先生が顔合わせと打合せのため、研究所を訪問しました。

「環境保全」に興味があるということで、はじめに保全をするとはどういうことか、簡単な考え方をレクチャーしてから、実際に森の中を見学してもらいました。

何気なく中に入っていって気持ちいいと感じる森は、実はかなり意図的に人の手が加えられている、ということを実感し、理解してもらえたようです。
聞くことすべてを吸収したい、という意欲が感じられ、ついつい話が長くなり、かなりゆっくりとした散策となりました。
最後に講義室で、森を管理(保全)するということは、その前提として森を何らかの方法で把握する必要があるということをお話しました。
今回の高校生は理数科ということで、森を数値化して把握することの例をいくつか紹介し、自分たちの課題研究で取り組むテーマについて考えてもらうことにしました。
この後何度かやり取りをして、夏休み期間に本格的な調査活動をやって貰う予定です。



2021年5月9日日曜日

全学体験ゼミ「危険生物の知識(春編)」2021

 本日の山中湖:最低10℃、最高25℃、快晴

すっかり木々の芽吹きが進み、鮮やかな新緑の時期を迎えました。

昨年度は新型コロナウイルス感染症のために全く実施できなかった、1,2年生向けの講義・全学体験ゼミナール「危険生物の知識(春編)」が開催されました。

1年半ぶりの開講です。

いつもは1泊2日の日程で行っていますが、今年は日帰りで、前日の田無演習林での実習に引き続いて行われました。

まずは、新緑の森の中を、有毒植物や動物の痕跡を観察しながら歩きました。学生たちは実地での学びに飢えていたようで、なにか気になるものがあると立ち止まり、つぶさに観察していました。


後半は植物の成分を使った実験をいくつかやりました。

田無演習林で仕掛けた殺虫実験の結果もまとめ、植物による殺虫能力の違いを確かめました。
オンライン講義の多くなってしまった学生にとって、刺激の多い学びの機会となったようです。