2021年6月27日日曜日

癒しの森の宵やみ音楽会

 本日の山中湖:最低14℃、最高22℃、曇り

前日までの天気予報を裏切って、なんと、大雨は降らない見込みとなり、「癒しの森の宵やみ音楽会」を決行しました。

昨年度は実験的に「癒しの森の朝もや音楽会」を行いましたが、その際に、朝日が昇るにつれて変わる森の中の光の具合が音楽とマッチしていて印象的だったので、今度は、夕暮れ時の変化を試してみよう、ということで日没前後に音楽会を企画することにしました。

今回は、夜の森ということで、照明が重要な意味を持ってきます。

暗くなってくると、何があるかはっきり見えなくなるので、安全なエリアの端には切り込みを入れた丸太や角材をLED電球で光らせました。

また、照明は、夜の森を演出する役目もあります。癒しの森の会の皆さんに思い思いの場所にLED電球をつけたり、ランタンをぶら下げたりしてもらいました。

そしていよいよ音楽会本番。日が暮れると観客が増えてきて、最終的には80人くらいの方が足を運んでくれました。

日の落ちた森の中に音楽ステージが浮かび、幻想的な光景が繰り広げられました。
その幻想的な空間に、弦楽器三重奏の音色が優しく響きます。
証明をしているとはいえ、暗いからでしょうか、前回の朝のように、散歩しながら聴く方は見られず、皆さんじっと座って、音楽に聞き入っていました。
帰り道は、LED電球とログキャンドルで照らされ、ステージとは違ったたたずまいが印象的でした。




2021年6月24日木曜日

ナラ枯れ防除 ヒノキチップの設置

 本日の山中湖:最低13.1℃、最高21.2℃ 曇時々雨

本日、事務所横のミズナラ2本にナラ枯れ防除のためのヒノキチップ設置を行いました。

山中湖村でも一昨年からナラ枯れ被害がみられるようになりました。建物付近の枯木は、放置すると危険ですが、伐採作業は特殊伐採に頼らざるを得ないため費用がかさみます。そこで、事務所横のミズナラ2本の予防措置をとることになりました。

演習林の病虫獣害委員会の先生方に設置方法や今後の管理についてアドバイスをいただきました。ヒノキの成分にカシノナガキクイムシの忌避効果があるとのことで、ヒノキチップなら演習林内で調達できることから、この方法を試すことになりました。


途中、当所でナラ枯れについて課題研究を行っている吉田高校の生徒さんとオンラインで繋ぎ、専門家に質問する時間が設けられました。


今後は、8月終わりまで2週間おきにヒノキチップの交換作業を行い効果を検証する予定です。




2021年6月13日日曜日

総合科目「森林環境資源学」フィールドワーク(森と癒し)2021

 12日の山中湖:最低10℃、最高22℃、晴れ

13日の山中湖:最低13℃、最高21℃、曇


昨日と今日の2日間、1,2年生向けの科目、総合科目「森林環境資源学」のフィールドワークが行われました。

コロナ対策のため、日帰りのプログラムとして、2日に渡って入れ替わりで、学生が訪れました。

今はほとんどの講義がオンラインになっているということで、こうして対面で、体験を伴いながら学ぶ機会は、とても貴重になっているようです。



学生たちはとても熱心に様々な緑地環境の違いを観察し、教員の解説も食い入るように聞いていました。



フィールドから持ち帰った情報を元に、どのような緑地の管理、利活用を提案できるか、各班でディスカッションして、プレゼン資料づくりをしてもらいます。

一部は、オープンテラスにテーブルを出してグループワークに取り組みました。



最後は、各班の提案についてのプレゼンテーション。

短時間ながら、現地でのこまかな観察結果や、クリエイティブなアイデアが端々にみられました。

こうした現地での学びが多くの気付きやひらめきをもたらしてくれるのだと、改めて感じる2日間でした。