2020年8月30日日曜日

癒しの森の朝もや音楽会

 本日の山中湖:最低17℃、最高30℃、晴れ

待ちに待ったこの日がやってきました。今朝は、「癒しの森の朝もや音楽会」です。

天候も穏やかで、これ以上にない条件で迎えることができました。


美しい湖畔の曙に期待が高まります。

皆さんの期待も高いのか、開場時間前から続々とお客さんがいらっしゃっていました。


今回は、犬連れもOKなので、犬を連れてのお客さんも多かったです。
癒しの森の会の皆さんが受付を取り仕切ってくれました。
開演前にすでに講義室前の森は、大方、お客さんで埋まっていました。
概算で200名ものお客さんで、あと少しで入場制限をしなければいけないところでした。
そして、6時。いよいよ開演です。
NHK交響楽団のトリオが講義室オープンテラスの下段まで降りてくると、会場は拍手が鳴り響きました。
横から射す朝日が朝もやを照らし、その中に浮かぶ奏者と森に響き渡る旋律は、まさに「神々しい」と表現するのがふさわしいものでした。
会場は徐々に明るさを増し、次々にゴルトベルク変奏曲の変幻自在な調子が繰り広げられていきました。

会場では、山中湖村の若手団体の「おもてなしの会」がコーヒーサービスと朝食営業をしてくれました。

森で音楽を聴きながら食べる、ホットプレートサンドとアルザスパイ、なんともおしゃれ。
ぜいたくなひと時です。

今回、何よりも嬉しかったのが、この会を準備し、当日も働いてくれた癒しの森の会、おもてなしの会の皆さんが、生き生きと楽しみながら率先して動いてくださったこと、そして、奏者の方々もこの空間での演奏を心底楽しんでくれたことでした。
森が持つ可能性の大きさはまだまだ広がるように思います。

(9.3追記)

Youtubeで音楽会での演奏の様子、音楽会に至るまでの準備の様子が見られるようになりました。  https://youtu.be/naG1K9yx7tw



関連ブログ記事: http://fpri-utf.blogspot.com/2020/07/blog-post.html

2020年8月26日水曜日

馬房裏の枯損木伐採

25日の山中湖:最低19℃、最高28℃、晴れ

8/25にⅠ林班馬房裏の枯損木伐採を行いました。 シカの食害で枯れてしまったニセアカシア6本は、 電線、建物がそばにあるため職員での処理は難しく、特殊伐採の業者さんに依頼しました。

Ⅰ林班で伐採した丸太は、薪ストーブの燃料に利用する予定です。

2020年8月18日火曜日

古在ヶ原の草花

 本日の山中湖:最低19℃、最高29℃、晴れ

全国的に猛暑に見舞われておりますが、標高1000メートルの山中湖でも連日、32-3℃の暑さとなっています。それでも今日は少しマシでした。

それでも、秋は確実に来ています。

古在ヶ原では、ススキの穂がすっかり開ききっていました。

ススキは秋の七草です。最近はシカの侵入が頻繁なせいか、一面のススキ原とはならずに、まだらに残ったような状態になっています。

ススキとともに秋の七草に数えられるナデシコ(カワラナデシコ)も、草むらに紛れて咲いていました。

この古在ヶ原は、この状態をなるべく維持するために、毎年秋に草刈りを行なっています。草を刈らずにそのままにしておくと、やがて森林になり、今見られる草花は絶えていくことでしょう。研究所において大事な管理作業の一つです。

さて、今日も音楽会に向けての準備作業が、癒しの森の会の皆さんの手によって行われました。

これまでの続きで、枯れ枝拾いをせっせとやったほか、今日は講義室の窓拭きなどを頑張ってやりました。

おかげで、講義室とそこから見える森の眺めは、すっきりと明るくなりました。音楽会を迎えるのが楽しみです。


2020年8月5日水曜日

音楽会に向けた準備

本日の山中湖:最低18℃、最高29℃、曇りのち晴れ

癒しの森の会が主催となって「癒しの森の朝もや音楽会」が8月末に開催されます。
そのための準備を、癒しの森の会の皆さんとはじめていくことになりました。
本日は、まずお客さんたちが音楽を聴くスペースになる講義室まわりの森の様子を確認して、今後取り組むべき作業方針を話し合いました。
次に、音楽会の寄付金を下さったお客さんに感謝の印としてお渡しするための粗品として、小さな木の円板づくりをしました。
電動丸ノコを使って、腕ほどの木をスライスして、紙やすりで磨いでいきます。

これはカラマツの枝をスライスしたものです。
とても年輪が細かくて綺麗ですね。
コースターにも使えるし、アロマオイルをたらして、室内のアロマディフューザーとしても使えるように、と考えています。