2020年11月27日金曜日

山梨県富士山科学研究所 トレンチ調査

本日の山中湖:最低2.6℃ 最高8.7℃ 

山梨県富士山科学研究所による掘削調査が始まりました。 深さ6mほどの穴を掘り、
あらわれた火山灰層の記載とサンプリングが行われています。



 




*この場所を含むエリアは立ち入り禁止となっておりますので、利用を検討されている方は事前にご相談ください。

2020年11月25日水曜日

12/8ナラ枯れ被害に関する説明会・ワークショップのお知らせ

山中湖村では、今年、急激にナラ枯れの被害が発生しました。 富士癒しの森研究所でも多くの被害木が発生しました。 多くの方が、突然の事態に不安になられていることと思います。 このたび、山中湖村と共同でナラ枯れ被害に関する説明会と今後の対策を検討するワークショップを企画しましたので、お知らせいたします。 コロナ対策のため、事前の参加申込みが必要となります。 詳しくは、以下のサイトをご覧ください。 https://www.vill.yamanakako.lg.jp/docs/2020112500012/

2020年11月15日日曜日

プロトタイプ音楽会(Oto Care)

本日の山中湖:最低-3℃、最高13℃、晴れ時々曇り 本学生産技術研究所の研究者などが中心となって取り組まれている、Oto Careというプロジェクトの実験的な音楽会が研究所の森を舞台に行われました。 この取組は、音楽を通じた森と人の関係の新たな模索、とりわけ、音楽がもたらす人間の健康への影響を探ろうとするもです。 この日は、5つの演奏プログラムが林内で展開され、インターネットを通じた中継が行われました。
まず上演したのは、山中湖村のコーラスグループ「コールふじまりも」のみなさん。 講義室のすぐ横で済んだハーモニーを響かせてくれました。
次は、講義室前の旧庭園の少し込み入った森に場所を変えて、ピアニストの三浦永美子さん。ピアノは林内に持ち込めないので、今回はトイピアノでの演奏です。 斜陽に照らされる落ち葉が舞うなか、かわいらしい音色が転がっていくようでした。
その次は、少し開けた林内で、大石将紀さんによるサクソフォンの演奏です。 野太く芯のあるような音が森の中に響きます。クラシックの曲目もありましたが、あえて太い木の幹に音を反響させるような実験的な音出しもされているようでした。
今度はガラッと変わって、千葉伸彦さんとおのまりさんによるアイヌの歌と踊りの共演です。 トンコリという弦楽器で伴奏しつつ、アイヌ独特の発声法で歌が繰り広げられ、時折、なにか森の生き物の存在を感じさせるような音が森に響きました。
最後は、畠山地平さんによるエレクトロニックミュージックです。 最も自然から遠いと思われる音をどう自然環境の中に響かせるかという実験のように思われました。森の中で聞いてみると、神秘的な音として感じることができるように思いました。 研究所にとって何よりの収穫だったのは、これまで出会うことのないような多彩な方々と知り合いになり、また仲良くなれたことです。 このつながりを活かし、今後も新しいことにどんどん挑戦していきたいと思います。

2020年11月14日土曜日

今年初の農学部の学生実習

13日の山中湖:最低1℃、最高15℃、快晴 14日の山中湖:最低-1℃、最高17℃、快晴 新型コロナの影響で中止続きだった農学部の学生実習でしたが、この度、ようやく富士癒しの森研究所を拠点とした実習が実施されました。 森林政策学演習という科目で、7名の学生が対面での実地演習にのぞみました。 いつもであれば、2泊3日の日程ですが、今年は1泊2日に短縮して訪問地を絞って演習を行いました。
この科目は、演習林外での聞き取り調査演習がメインですが、2日目の朝には、短時間ですが研究所のしんりんを見学してもらいました。 演習林を歩くのが初めてという学生も複数いて、森林教育にとってもコロナの影響の大きさを感じずにはいられませんでした。 ともあれ、実際の森の姿と、現場の地域の方々の姿に触れてもらえる機会が実現できたことは、大きなことだったように思います。 これからも、可能な限り多くの教育活動を受け入れていきたいと思います。