2011年12月7日水曜日

クリスマスツリー用の木を採ってきました!

本日の山中湖:最低-1℃、最高10℃、くもり時々はれ

今日は、東京のキャンパスに寄贈するクリスマスツリーを
林内からとってきました。

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富士癒しの森研究所の林内には、二段林の下層木として植えたり、
実生で生えてきたりした、比較的低いモミの仲間が多いのですが、
いざ、クリスマスツリー用のものを選ぼうとすると、
周りの木の影響で枝の張り方がいびつだったり、枝の密度が足りなかったりと
なかなか悩ましいものがあります。

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そんな中から、5本、形の良いものを選んで伐採しました。
木は、ウラジロモミ(Abies homolepis)とシラベ(Abies veitchii)です。
ところで、クリスマスツリーにモミのような常緑の木が使われるのは、
冬でも葉が生き生きしていることに生命力を感じるためだと言われますが、
その点、正月飾りにマツを使う日本人の感覚とも似ているかもしれません。

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明日、このツリーは東京に向けて旅立ちます。
このところ、ようやく富士山が白さを増してきました。

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湖畔広場より見た富士山
#christmastree

クリスマスツリー固定方法の検討中



本日の山中湖:最低-2℃、最高7℃

クリスマスツリーの固定方法を検討しています。
用意したもの
  1. プラスチック植木鉢9号 348円
  2. ガーデンロック10kg 248円
  3. プラスチック鉢皿10号 250円
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先日ロープウィンチのモニター作業のために伐採したシラベ(1.8m)を事務所に立ててみました。
植木鉢の中に立てて砂利を流し込むだけです。
こんな風に一応立ちましたが、、、

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残念ながらこれでは、ぐらぐらしていてちゃんと固定できないことが分かりました。
大きくてゴツゴツした石を入れるか、半割の軽量ブロックを鉢に入れてその穴にツリーを差し込むなどの方法が良いのではないかと考えています。
ちなみに、鉢皿に水を張って乾燥による落葉を防ぐつもりです。

#christmastree

2011年12月3日土曜日

初雪・雨氷



本日の山中湖:最低-1℃、最高0℃、雨氷


昨日の晩は山中湖で初雪となったようです。


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林内はこのようにうっすら雪化粧。


本日は、朝から細かい雨が降りそぎます。


でも、様子がちょっと変です。


木々の枝先を見ると、なんと雨氷でした。


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アブラチャンの冬芽・花芽もこの通り、きれいに氷でコーティング


されています。


山中湖では、2年前にこの現象が起きました。


前回は45年ぶりだったという珍しい現象なので、こんなにも早く2回目の


雨氷がみられるとは驚きでした。





2011年11月21日月曜日

森のエネルギーを使いこなす2011



本日の山中湖:最低10℃、最高20℃、晴れ


この週末は東大教養部の学生実習、「森のエネルギーを使いこなす」


が行われました。


今年で2年目ですが、今年は変な天候に悩まされました。


土曜日は台風が来たかのような暴風雨、日曜は一転して暑いくらいの一日。


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土曜日は嵐にもめげず、予定変更して湖畔の東屋で薪割体験。


東屋に着くなり、「これから皆さんにこの東屋の壁を割ってもらいます」


「えっ!?」と驚く学生。


心配ご無用。もともと薪棚のコンセプトの東屋です。丸太を簡単に取り出せます。


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女の子だって、「えいっ」なかなかの気合です。


短い体験時間でしたが、今年も薪割にはまった学生が若干名。





2011年10月30日日曜日

ロープウインチのモニター作業



本日の山中湖:最低0℃、最高18℃、快晴


山中湖では霜が降りる朝が続き、晩秋を感じさせます。


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本日は、「癒しの森プロジェクト」の一環として、ロープウィンチ


のモニター作業が行われました。


「癒しの森プロジェクト」では、森林内での作業に興味を持つ方々が、


楽しみながら森林整備作業を実施し、そのことにより癒しの森が作り


あげられていくことを想定しています。


ところが、森林で作業をしたい人が、森林での作業経験が豊富であるとは


限りません。


そこで、安全で簡単な技術が求められるのですが、この研究所で着目


しているのがロープウィンチです。


本日は、村内および秩父演のサポーターからモニターとして9名の方に


作業を体験してもらいました。


モニターの皆さんには、まず林内の邪魔な下層木を、ノコギリを


使って伐倒してもらいました。


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次に、倒した木をロープウィンチを使って車道わきまで


引き出してもらいました。


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最初は単純に引き出すだけの作業でしたが、みなさん同士で話し合って


方向転換を含む作業など、少しずつ複雑な作業にも取り組まれている様子が


印象的でした。


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昼食は、作業したくださったみなさんへのご褒美(?)の焚き火料理です。


ペレットストーブや薪ストーブなどもフル稼働して、ピザ、焼きソーセージ、


カボチャの丸焼き、釜炊きご飯など、焚き火料理オンパレードとなりました。


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モニターの皆さんには、作業体験をしてみて、労力的にきつくなかったか、


技術的に難しくなかったか、作業の楽しみはどうだったか、アンケートに


答えてもらいました。


後日、森林作業の経験によって、感じ方がどう違うのかなど、検討していく予定です。





2011年10月16日日曜日

東大職員向けきのこガイド2011



本日の山中湖:最低13℃、最高20℃、雨のち曇り


もはや恒例(?)となった、東大職員向けの特別ガイドです。


今年もキノコ採り体験目当てに参加希望者が殺到しました。


ご希望に添えなかった皆様には、ぜひ来年もチャレンジしていただきたいと思います。


さて、当日朝はすごい雨模様。ところが、参加者が集まり始めるころには小降りに。


歩き出すころには、もはや雨が上がっていました。


きっとすごく晴れ男・晴れ女が集まってたんでしょう。


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午前中に与えられた宿題は、「昼食の鍋の具材を採ってくること」。


わかりやすいキノコに絞って採取してもらいます。


みなさん、目を皿にして、キノコを探しています。


だんだん落ち葉に紛れるキノコに目が慣れてきます。


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今回はホテイシメジがとても多かったです。


お酒を飲むと悪酔いしてしまうというたちの悪いキノコですが、味は濃くて


とてもおいしいのです。


子供・下戸・禁酒者の特権!ということで炭火で焼きキノコです。


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メインのキノコ鍋には長蛇の列が。列がなくなる前におかわりの人が並んでいました。


みなさん、どのキノコが入っていたかわかったでしょうか?


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午後は、とにかく目につくキノコを集めてもらい、簡単に同定をして解説。


みなさん、解説にも食い入るようにしていました。


なぜキノコがこんなにも人を惹きつけるのか、本当に不思議です。





2011年10月12日水曜日

雨の多い9月でした



本日の山中湖:最低4℃、最高20℃、晴れ


湖畔が浸水するなど、大雨の影響が目に見えて現れた9月ですが、


富士癒しの森研究所の気象観測データからも裏付けられました。


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9月の1か月だけで1286.5ミリという激しい降水量が記録されていました。


平均的な年間降水量が2700ミリくらいですので、平年の半分近くの雨が


この1か月で降ってしまったというわけです。


これでは、湖もあふれるわけですね。


最も降水量が多かった日には、24時間で392ミリと、これまた驚異的な


値でした。