2013年11月25日月曜日

富士癒しの森研究所ライブモニタリング

富士癒しの森研究所の「いま」が、以下のサイトで随時確認できるようになりました。
http://cf4ee.nenv.k.u-tokyo.ac.jp/drupal6/?q=yamanakako_live_j
現在の気象データや林内の映像がチェックできます。
ご利用の際の参考にしていただければ幸いです。

2013年11月17日日曜日

総合科目「森のエネルギーを使いこなす」2013

本日の山中湖:最低-2℃、最高13℃、快晴
今週の土日は、東大の1,2年生対象の講義・総合科目「森のエネルギーを使いこなすの」現地実習が県所内と周辺地域で行われました。
初日は、3つの班に分かれて、順繰りに各種実習をこなしていきます。
間伐実習。カラマツを間伐しますが、班ごとに別の演習問題が与えられています。自分たちで間伐した木材を用材として売った場合、どれほどの売り上げになるのか、燃料としてどれほどの価値があるのか、販売した場合は売り上げはどうなりそうか、など、間伐した材を計測したうえで計算に取り組んでもらいました。
薪割り実習。まずは薪割りの危険性と基本技術を習得してもらいます。
また、薪を割る前には原木の直径を測っておいて、後で薪の実体積を求められるようにしておきます。
割った薪はきれいに積み上げて層積体積を計り、実体積と比べてみました。
周辺地域での聞き取り調査。薪を使っているお宅や、関係する業者さんなどを訪ね、インタビュー、「交流をしてもらいました。
2日目は全体行動。実は初日には、簡易炭焼き窯で炭焼きをやっていて、その成果を確かめました。固くて良い炭が焼けましたが、収炭率を求めてみると、15%程度。なかなか名人技のようにはいきません。
ペレットストーブを販売・設置する業者さんも見学しました。ストーブ設置からストーブ運転まで、実演を見せていただき、大変にためになりました。
最後は、森のエネルギーを活用した昼食づくり。
周りに落ちている枝や薪割りの屑でたき火をして、大量の燠を使って豪快な料理、ほうとう、カボチャの丸焼き、焼き芋、焼きリンゴ。すべておいしくできました。食べ始めるとにぎやかだった学生も無言。よほどおいしかったんでしょうね。
体と頭で森のエネルギーを存分に知る二日間になりました。

2013年11月12日火曜日

初雪

本日の山中湖:最低気温-3℃、最高気温6℃、くもり
今朝は晴れてぐっと冷え込むかと思いきや、
さらさらと雪が降りました。
木々の葉もずいぶん落ちて、着実に冬モード、入ってきています!

2013年11月6日水曜日

公開講座「フットパスって何だろう?」無事終了

本日の山中湖:最低0℃、最高14℃、快晴

紅葉がピークを迎えた山中湖、今日は快晴でとても気持ちの良い日となりました。
そんな中、今日は、午後から山中湖村との共催で公開講座「フットパスって何だろう?~みんなでできる道づくり~」を開催しました。
今回は、演習林を飛び出して、会場は山中湖村創造館の研修室。昔の尋常小学校を復刻した建物だそうで、とても素敵な会場でした。
今日のプログラムは二部構成。第一部は講演会として、フットパス活動の先輩方に、そもそもフットパスとはどういうものか、フットパス活動が芽生えたことによって展開していった地域の変化について、海外の事例も踏まえながらお話いただきました。また、フットパス活動に取り組む上での数々のヒントも示していただきました。
参加者の皆さんは、とても興味深そうに聞いており、活発な質問も飛び出しておりました。
第二部はワークショップとして、実際に山中湖村の白地図を広げて、その上に歩くのに良い道、歩きたい道、見どころなどを書き込んで、フットパス作りの種になるような地図作りをしました。
いざ作業を始めてみると、いろんな情報が出てくるものですね。面白かったのは、地元の方同士でも、知っていることに違いがあり、地図を前にいろんな話に花が咲いていたことです。これは、こうした作業が、地域を見つめなおしたり、地元住民同士が交流を図る良い機会になりうる、ということなのでしょう。
こうして、今回はわずか1時間ほどの作業でしたが、実に多くの貴重な情報が集まりました。今後この成果を誰でも見られる形に整理していきたいと思います。
さっそく終了後にこの続きがしたいという強い希望がいくつかありました。今回の成果をベースに、さらなるバージョンアップの機会を考えて行きたいと思います。
また、今回残念ながら参加できなかったという方も、本日の資料の残部が研究所にありますので、お気軽に研究所までお問い合わせください。




2013年10月12日土曜日

特別ガイド「キノコに親しむ」

本日の山中湖:最低9℃、最高27℃、快晴
東大教職員向けの特別ガイド「キノコに親しむ」が今年も開催されました。
雨が降ったり、天候に恵まれないことも多いこのイベントですが、今回は文句なしの快晴。
気温もぐんぐん上がって、暑すぎるくらいでした。
3連休の初日ということで、みなさん、来るまでに大渋滞の洗礼を受けてしまいましたが、37名の参加者の方が集まりました。
まずは、キノコの特徴の見方を覚えながら、いくつかの食べられるキノコを間違わえないように選択しながら進みます。

群生しているキノコには子供たちも興奮。
食べられるキノコついては、さっそくお昼にキノコ汁で賞味してもらいました。
午後は、とにかくたくさんの種類を集めて来よう、ということで、4つの班に分かれ、林内へ。
今年は、キノコの豊作年のようで、いたるところでキノコが見つかります。
あっという間にたくさんのキノコが集まります。
量もさることながら、種類が豊富だった今年は、持ち寄られたキノコの観察も充実したものとなりました。シカのふんから出ているキノコ、色が急変するキノコ、臭い粘液を出しているキノコなど、キノコ特有の面白い特徴に存分に触れることができました。「キノコなんて特に興味なかったけど、おもしろい生き物だってことに気づきました」という嬉しい感想も聞かれました。

2013年10月9日水曜日

公開講座「フットパスって何だろう?―みんなでできる道づくり―」

このたび、東京大学富士癒しの森研究所では、山中湖村と共催で以下のとおり、公開講座を開催することとなりました。

東京大学富士癒しの森研究所・山中湖村共催

フットパスって何だろう?―みんなでできる道づくり―

  • 日時:平成25年11月6日(水)
 第1部 13:30-15:15  第2部 15:30-16:45 
  • 会場:山中湖村情報創造館研修室
  • 参加申込不要
  • 参加費無料

<プログラム>
○第1部・講演会
 趣旨説明「癒しの森とフットパス(仮)」(東京大学富士癒しの森研究所)
 講演   「フットパスと地域づくり(仮)」(神谷由紀子・日本フットパス協会理事)

 事例紹介「甲州市の経験から(仮)」(勝沼フットパスの会)
○第2部・参加型ワークショップ「こんな道があったらいいな」
(第1部と第2部は、どちらかのみの参加も可能です。)


問い合わせ先:東京大学富士癒しの森研究所
Eメール:fuji[アット]uf.a.u-tokyo.ac.jp、電話:0555-62-0012

ぜひチラシもご覧ください。

2013年10月7日月曜日

2度目の林内実験始まりました。

本日の山中湖:最低13℃、最高20℃、曇り時々小雨
今週は実証林での今年度2度目の実験ウィークです。

あいにくの天候でしたが、本日から実験開始となりました。
最初の実験は、ゴールデンウィーク明けに行われたのですが、今回は過去の気象データを参考に同じような気候となる期間を検討した結果、今週の実施となりました。
気象条件はそろっている(と良いのですが…)うえで、間伐によって景観が変わったことで、結果に変化が出るかどうかを見るのが、今回の最大の焦点となります。
本数にして8%程度の間伐なので、非常に弱い透かし具合になります。さて、これで目立った違いが出るかどうか…。来年度以降、本格的に実証林での間伐を開始する際の、間伐目標を設定する上での参考としていきたいと思います。