本日の山中湖:最低19℃、最高31℃、晴れ
昨年に引き続き、今年も森の癒し効果を検証する実験が始まりました。
昨年度は初夏と秋ということで、少し肌寒いくらいでしたが、今年は真夏に実施しています。
天気予報では猛暑ということで心配していましたが、林内の温度計では安定して26~27℃で、半袖でじっとしているなら、快適に過ごせる温度です。真夏なら、こうして森の中にテントを張った中で仕事をしたいなあと思ってしまいました。あらためて森林の気象緩和の効果を感じました。
どのような結果が出てくるか、楽しみです。
2014年7月26日土曜日
2014年7月6日日曜日
総合科目「癒しの森を考える」2014
本日の山中湖:最低13℃、最高23℃、曇り時々晴れ
この週末は1・2年生を対象とした総合科目「癒しの森を考える」の現地講義が行われました。
今年で3年目となる科目ですが、受講者数は増え続け、今回はなんと78名の学生が、富士癒しの森研究所に足を運びました。
初日の土曜日はあいにくの雨交じりの天気でしたが、「癒しの森」を考える基礎として現地を知るための森林散策、班ごとに分かれての現地検討が行われました。
下刈りの有無によって森の様子がだいぶ違ってくることなどを目で確かめてもらいました。
下刈りをすると、見通しの良い森ができますが、サンショウなど恵みをもたらしてくれる低木類が排除されることにもなります。
ただ森のつくりを観察するだけでなく、舌を使って体験もしてもらいました。
サンショウの若い実はちょっと刺激が強すぎたようです。
林床には色鮮やかなキノコが出てきていて、目を楽しませてくれました。
2日目は、班ごとに案出した癒しの森整備計画をポスターにしてプレゼンしてもらいました。
森の図書館、高齢者向け施設、中年男性のストレス発散に、などなどユニークな案が出され、こちらも楽しむことができました。一方で、自律的で持続的な運営・整備体制は、なかなか考えるのが難しかったようです。現実問題としても、やはりこういったところが課題となってきますね。
この週末は1・2年生を対象とした総合科目「癒しの森を考える」の現地講義が行われました。
今年で3年目となる科目ですが、受講者数は増え続け、今回はなんと78名の学生が、富士癒しの森研究所に足を運びました。
初日の土曜日はあいにくの雨交じりの天気でしたが、「癒しの森」を考える基礎として現地を知るための森林散策、班ごとに分かれての現地検討が行われました。
下刈りの有無によって森の様子がだいぶ違ってくることなどを目で確かめてもらいました。
下刈りをすると、見通しの良い森ができますが、サンショウなど恵みをもたらしてくれる低木類が排除されることにもなります。
ただ森のつくりを観察するだけでなく、舌を使って体験もしてもらいました。
サンショウの若い実はちょっと刺激が強すぎたようです。
林床には色鮮やかなキノコが出てきていて、目を楽しませてくれました。
2日目は、班ごとに案出した癒しの森整備計画をポスターにしてプレゼンしてもらいました。
森の図書館、高齢者向け施設、中年男性のストレス発散に、などなどユニークな案が出され、こちらも楽しむことができました。一方で、自律的で持続的な運営・整備体制は、なかなか考えるのが難しかったようです。現実問題としても、やはりこういったところが課題となってきますね。
2014年6月27日金曜日
被験者募集について
※募集人員に達したため、募集を締め切りました。ご応募いただきありがとうございました。(2014/7/9)
この夏、富士癒しの森研究所では、森林の癒し機能について検証する実験を計画しています。この実験の被験者として参加してくださる山中湖村在住、もしくは別荘滞在されている方を募集します。詳細は下記をご参照の上、お申込いただければ幸いです。
◆◆◆森林景観の生理・心理的影響に関する実験 被験者募集◆◆◆
資格:20~50代の健康な男性(治療・服薬していない方)
内容:二つの異なる森林でお過ごしいただく中で、①生理指標②心理指標の計測にご協力いただきます。
①生理指標:血圧、心電図を計測し、唾液サンプルを採取します。
②心理指標:アンケート調査に答えていただきます。
時間:半日(午前・午後)
期間:2014年7月26~29日
人数:16名。希望者多数の場合は抽選となります
謝礼:6,700円(交通費込)
申込:7月15日までに、ご住所・お名前・年齢・性別・連絡先・参加可能な日程を、Eメール、FAXもしくは郵便にて富士癒しの森研究所までお知らせください。
●申し込み・問い合わせ先●
東京大学富士癒しの森研究所
Eメール:fuji@uf.a.u-tokyo.ac.jp
FAX:0555-62-4798
〒401-0501山中湖村山中341-2
TEL:0555-62-0012
(平日8:30~17:00)
この夏、富士癒しの森研究所では、森林の癒し機能について検証する実験を計画しています。この実験の被験者として参加してくださる山中湖村在住、もしくは別荘滞在されている方を募集します。詳細は下記をご参照の上、お申込いただければ幸いです。
◆◆◆森林景観の生理・心理的影響に関する実験 被験者募集◆◆◆
資格:20~50代の健康な男性(治療・服薬していない方)
内容:二つの異なる森林でお過ごしいただく中で、①生理指標②心理指標の計測にご協力いただきます。
①生理指標:血圧、心電図を計測し、唾液サンプルを採取します。
②心理指標:アンケート調査に答えていただきます。
時間:半日(午前・午後)
期間:2014年7月26~29日
人数:16名。希望者多数の場合は抽選となります
謝礼:6,700円(交通費込)
申込:7月15日までに、ご住所・お名前・年齢・性別・連絡先・参加可能な日程を、Eメール、FAXもしくは郵便にて富士癒しの森研究所までお知らせください。
●申し込み・問い合わせ先●
東京大学富士癒しの森研究所
Eメール:fuji@uf.a.u-tokyo.ac.jp
FAX:0555-62-4798
〒401-0501山中湖村山中341-2
TEL:0555-62-0012
(平日8:30~17:00)
チラシのダウンロードはこちら
2014年6月25日水曜日
梅雨寒
本日の山中湖:最低10℃、最高22℃、曇りのち雨
肌寒くて室内でも「長袖+ベスト」という服装です。
薪ストーブは未だ活躍中の6月下旬。
雨でしっとりした林内を見渡すと、
ヤマオダマキがたくさん咲いていました。
肌寒くて室内でも「長袖+ベスト」という服装です。
薪ストーブは未だ活躍中の6月下旬。
雨でしっとりした林内を見渡すと、
ヤマオダマキがたくさん咲いていました。
ほんのりとした紫色とうつむき加減が好きで、
咲くのを楽しみにしていました。
そして梅雨はきのこのシーズン。
緑広がる足元にありました、
艶々としたタマゴタケです。
いつみても可愛らしいですね。
この時期、鳥たちの鳴き声も賑やかです。
頭上ではコムクドリのつがいがギャーギャー。
きっと近くに幼鳥がいたと思われます。
キビタキのさえずり、シジュウカラの家族などなど、
鳥たちの動きにも目が離せません。
2014年6月11日水曜日
薪利用実態調査
本日の山中湖:最低15℃、最高17℃、曇り時々雨。
梅雨に入ってから、肌寒い日の続く山中湖です。事務所では朝だけ薪ストーブを焚く日が多いです。
今日から、今年度の研究事業の一環として、山中湖村内の薪利用の実態を把握しよう、という調査が始まりました。
地元から応募してくれた調査員さんが、村内をくまなく歩いて、エントツのある家、薪の置いてある家にアンケート調査用紙を配って回ります。
今日は初日なので、研修として一緒にどんなことに注意したらいいかを考えながら、少しだけ回ってみました。
エントツ出ているけれど、あきらかに薪利用ではない(ボイラーと思われる)ものもあることが分かり、判別方法も調査員間で議論して定めることができました。
回ってみると、思った以上に薪利用の多さが目につきました。どのような結果が出てくるか、楽しみです。
夕方には毎月恒例のフットパス勉強会。
住民の方々と顔を合わす機会が多くなってきました。このつながりをうまく発展させたいですね。
梅雨に入ってから、肌寒い日の続く山中湖です。事務所では朝だけ薪ストーブを焚く日が多いです。
今日から、今年度の研究事業の一環として、山中湖村内の薪利用の実態を把握しよう、という調査が始まりました。
地元から応募してくれた調査員さんが、村内をくまなく歩いて、エントツのある家、薪の置いてある家にアンケート調査用紙を配って回ります。
今日は初日なので、研修として一緒にどんなことに注意したらいいかを考えながら、少しだけ回ってみました。
エントツ出ているけれど、あきらかに薪利用ではない(ボイラーと思われる)ものもあることが分かり、判別方法も調査員間で議論して定めることができました。
回ってみると、思った以上に薪利用の多さが目につきました。どのような結果が出てくるか、楽しみです。
夕方には毎月恒例のフットパス勉強会。
住民の方々と顔を合わす機会が多くなってきました。このつながりをうまく発展させたいですね。
2014年6月3日火曜日
森で見かけた小ネタ2題(リスの食事の痕と驚異のツタウルシ)
今日の山中湖村 最低気温11.8℃ 最高気温25.9℃
林内で調査中に見つけた小ネタを紹介します。
まずは、かわいいほう。
カラマツの切り株の上に、きれいに割れたオニグルミの殻を見つけました。合わせてみるとぴったり形が合いました。これは、この上でリスが食事をしてたという証拠です。リスは上手にクルミの殻を真っ二つに割ることができます。とても人間には真似ができません。
うまく写真にとれていませんが、この幹に這い上がっていたツタウルシ(幹のこちら側の右寄り部分にまっすぐ張り付いている太いのがツタウルシの蔓)は過去に切り離されていたのですが、なんと、上の蔓からにょきにょきと下方向に根?蔓?を伸ばしてついには地面に到達し、完全復活を遂げて家主を枯らさんばかりに繁茂しておりました。地上1mぐらいのところで切り離されていたのに、、なんと恐ろしや。
林内で調査中に見つけた小ネタを紹介します。
まずは、かわいいほう。
カラマツの切り株の上に、きれいに割れたオニグルミの殻を見つけました。合わせてみるとぴったり形が合いました。これは、この上でリスが食事をしてたという証拠です。リスは上手にクルミの殻を真っ二つに割ることができます。とても人間には真似ができません。
つぎは、恐ろしいほう。
富士癒しの森研究所の森にはツタウルシという最恐の蔓植物がいます。ちょっと気を抜くとすぐにカラマツなどの幹を這い上がり、家主よりもたくさんの葉をつけて、陽の光を奪ってしまい、ついには家主が枯れてしまいます。さらにそんなことよりも、もっと恐ろしいことに、ウルシという名前からも想像できるとおり、うっかりツタウルシの樹液に触れようものなら驚くほどひどくかぶれます。ウルシかぶれに弱い人だと、葉から滴った露にあたるだけでかぶれるとも言われています。
蔓植物の駆除方法は、根元でチョッキンと切るだけです。そこから上には水が上がりませんから、そのうちに枯れてしまいます。でも、次々と新しいのが幹を這い上がってくるので気が抜けません。そういうわけで、ツタウルシを見つけ次第、根元で切っていれば、まあ安心と思っていたのですが、、、、今日驚くべき光景を目にしました。
うまく写真にとれていませんが、この幹に這い上がっていたツタウルシ(幹のこちら側の右寄り部分にまっすぐ張り付いている太いのがツタウルシの蔓)は過去に切り離されていたのですが、なんと、上の蔓からにょきにょきと下方向に根?蔓?を伸ばしてついには地面に到達し、完全復活を遂げて家主を枯らさんばかりに繁茂しておりました。地上1mぐらいのところで切り離されていたのに、、なんと恐ろしや。
2014年5月27日火曜日
初の公開作業日
本日の山中湖:最低12℃、最高23℃、晴れ
心配されていた天気にも救われ、今年度初の試みの「公開作業日」が無事行われました。
ふだん富士癒しの森研究所でやっている森林管理の内容を知っていただくと同時に、森林での作業に理解を深めてもらおうという試みです。
今回は4名の方が見学していかれました。
今日は人通りの多い事務所周辺のエリアで発生している枯れ木を、安全確保のため、伐採する作業を見てもらいました。枯れ木伐採上の注意点や、使っている道具の特性などについても、開設させていただきました。
地元から参加された方々は、自分たちでも「森いじり」をしたいと考えていらっしゃるそうで、良い情報交換、意見交換の機会ともなりました。
公開作業日はまた秋にも実施する予定です。
心配されていた天気にも救われ、今年度初の試みの「公開作業日」が無事行われました。
ふだん富士癒しの森研究所でやっている森林管理の内容を知っていただくと同時に、森林での作業に理解を深めてもらおうという試みです。
今回は4名の方が見学していかれました。
今日は人通りの多い事務所周辺のエリアで発生している枯れ木を、安全確保のため、伐採する作業を見てもらいました。枯れ木伐採上の注意点や、使っている道具の特性などについても、開設させていただきました。
地元から参加された方々は、自分たちでも「森いじり」をしたいと考えていらっしゃるそうで、良い情報交換、意見交換の機会ともなりました。
公開作業日はまた秋にも実施する予定です。
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