2018年6月17日日曜日

総合科目「森林環境資源学(森と癒し)」のフィールドワーク

16日の山中湖:最低10℃、最高15℃、曇り
17日の山中湖:最低10℃、最高20℃、晴れ時々曇り

東京大学の1、2年生対象の科目、総合科目「森林環境資源学」のフィールドワーク「森と癒し」が行われました。19人の学生が参加しました。
梅雨らしいぐずついた天気でしたが、ほとんど雨に降られずに野外でのプログラムを実施することができました。

初日は、日中でも肌寒いなか、研究所周辺の緑地や森林をめぐり、樹木や工作物がどのような配置なのかなどを観察しながら、7kmほどの行程を歩きました。
普段の都会での生活からすると、解き放たれたような気持ちになったのか、あまり思わしくない天候での長距離歩行にもかかわらず、「癒された」という感想を漏らす学生が多かったです。

夜には振り返りのための報告会とディスカッション。
「癒しの場」としての評価について、それぞれの意見をかわしました。
学生同士での積極的なディスカッションが行われていたのが印象的でした。

2日目はまず、演習林内の多様な緑地環境をめぐりながら、どうしてそのような景観となるのか、管理の影響や自然の作用に注目しながら観察しました。

その後、近くの「文学の森公園」にお邪魔し、この公園の管理に携わっている方に、管理作業がどのように行われているのか、苦労している点などについてお話を伺いました。
管理するという点から森林について、知見を深めてもらうことができました。

最後には、学生自らが作業体験ということで薪割りや、落ち枝集めに取り組んでもらいました。
山仕事が単に大変なだけでなく、楽しみとなる一面があることにも触れてもらえたようです。

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