2020年12月8日火曜日

ナラ枯れ被害説明会とワークショップ

 本日の山中湖:最低-2℃、最高12℃、曇り時々晴れ

富士癒しの森研究所では、昨年に2本のナラ枯れ被害が初めて確認されましたが、今年は被害が一気に拡大しました。

状況は周辺地域でも同じようで、今年は村内各所で多くのナラ枯れ被害が確認されています。

あまりの急激な変化に不安になられている地域の方々もいらっしゃるため、山中湖村と共同で説明会とワークショップを企画し、本日、村の公民館で開催しました。

コロナ対策のため定員をしぼっての開催となりましたが、定員ぎりぎりのおよそ50名の方々が会場に集まりました。


今回の説明会とワークショップは、住民の皆さんの不安の解消を一番の目的としています。そこで、前半は、なるべく正確なことをお伝えするための説明会としました。多くの質問が出て、みなさんの関心の高さがひしひしと伝わってきました。


中休みの間には、実際に研究所内で伐られた被害木を見てもらったり、そこから這い出してきたカシノナガキクイムシの幼虫を見てもらったりしました。

山中湖村は、森林の中に宅地が点在するような状況が多いなど、特有の事情があるため、村独自の対策を考える必要があります。後半は、今後の村独自の対策について見通しをつける足がかりとしてのワークショップとして、皆さんが思っていることを付箋に書いて貼り出してもらいました。

例えば、「不安に思っていること」というカテゴリーでは、根本的な情報不足が不安の要因になっていることが垣間見られたり、暮らしや環境の視点からの不安について知ることができました。

役場の担当者としても、直に住民の皆さんの意見を吸い上げることに手応えを感じたようで、今後、ここで出た意見にじっくり向き合って、村としての対策を考えていくそうです。富士癒しの森研究所としてもこれに全面的に協力していく予定です。



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