2016年3月16日水曜日

公開講座「富士癒しの森研究所研究報告会2015」

本日の山中湖:最低-5℃、最高7℃、曇り
今年度の公開講座が村の情報創造館・研修室会場に行われました。
山中湖村内外から地域住民の皆さん28名が参加されました。
今回は、はじめに特別講演として国の森林総合研究所の森田えみさんから「森と健康-森に行ってみませんか?-」と題したお話をいただきました。
このお話の中では、海外のヘルスリゾート地の様子も紹介され、皆さん身を乗り出すようにして聞いていました。
また、心身の状態を測るための方法も紹介され、ちょっとした体験ということで、参加者の方にウエアラブル心拍計の装着をしてもらいました。
そして、すぐその場でリアルタイムの心拍の状況、そこから算出される緊張/リラックスの指標を確認しました。
講演後の質疑応答では、参加者からどんな森が望ましいのか、冬の森でもいいのか、といった質問が活発に寄せられました。
特別講演の後は、当研究所の今年度の活動報告2題を報告しました。
一つ目は、9月に行われた、実証林での「第1回癒しの森の植生調査隊」の調査結果についてです。
強度間伐したところでは、下層植生の種数が多くなっていたこと、カラマツの実生が多く見つかったことなどを報告しました。
二つ目は、12月に行われた、木材搬出作業会(1回目2回目)から見えてきた森林作業の安全に関してです。
チェーンソーが良く使われている一方で、安全対策が手薄である実態が明らかになったこと、今後はグループ化したうえでの安全知識やスキルの向上が課題になることなどを報告しました。
今回も、初参加の方が多くみられ、徐々に我々の取り組みも地域に知られるようになってきているのでは、と思われます。
今後も、地域の皆さんのご意見や情報もいただきながら、地域の森林活用に向けた企画を打ち出していきたいと思います。

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