2021年9月8日水曜日

全学体験ゼミ「癒しの森でリフレッシュ」

 本日の山中湖:最低12℃、最高20℃、曇

今年、富士癒しの森研究所では、精神科医や産業医、音楽療法士の先生にも仲間に入っていただいて、1・2年生向けの科目として、全学体験ゼミ「東大の別荘『癒しの森』で心も体もリフレッシュ」を開講しました。誰もが強いストレスにさらされ、時に不調をきたす可能性があることを知り、不調となる前に自らの心と体を整える感覚をつかんでみよう、というのがこの講義の目的です。

本当は2泊3日の日程で富士癒しの森研究所に滞在し、じっくりと自然環境、そして仲間たちと向き合うプログラムを実施したかったのですが、このコロナ禍では叶わず、2日間は東京都内で、3日目の今日に研究所内での日帰りプログラムとなりました。

東京都内では、ホップ・ステップに相当する緑地体験として、ワークシートを用いた緑地滞在・散策体験、音に関するセルフケアプログラム、農作業を通じたケアの体験をしてきました。そして、今日は、ジャンプに相当する現地講義の集大成として、癒しの森研究所内で自分にとっての一番のリフレッシュ活動を自由に探してもらうことにしました。

まずは、研究所の滞在拠点となる山中寮を見学し、今後、勉強会やサークル活動だけでなく、自らのリフレッシュのためにも使えることを知ってもらいました。その後、所内の森林を巡って、森の中での危険な要素や自然環境の成り立ちについて解説しました。

昼食時間から午後の活動は自由行動。午前中に巡った範囲内で、自由に自分自身のリフレッシュ活動を追求してもらいました。

持参した昼食を食べる場所もまちまちです。

午後に林内を見て回ると、それぞれ個性的な過ごし方をしていました。

写生に取り組んでいる学生。

裸足で全力疾走する学生。

読書に没頭する学生。

持参した楽器を演奏する学生。

静から動まで。そして、個別にたたずむものから仲間と過ごすものまで、実に様々でした。

最後は車座になってみんなの体験を共有。数々の個性的な体験と気づきが披露され、盛り上がりました。全体が終了したあとの学生の顔はみんな生き生きしていて、本当にこの講義を企画・決行して良かったと思いました。



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