2009年12月13日日曜日

全学体験ゼミ「森のエネルギーを使いこなす」



本日の山中湖:最低-1℃、最高7℃。曇り

この土日は、東大教養学部で開講されている

全学体験ゼミナール「森のエネルギーを使いこなす」

が行われました。

森のエネルギー利用の代表格である薪や炭を作り、

そして使う過程で森のエネルギーの大きさや質を

体感してもらおうというものです。

とにかくいろいろやりました。ちょっと忙しすぎたかな。

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まずは炭焼き。

原木の重量を計測して窯に詰めた後、自然の素材のみ

を使って火をつけてもらいました。

いちおう、マッチ一箱だけは支給しましたが。

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そして薪づくり。

実際に木を伐倒するところからやりました。

材の直径や長さ、含水率を計測してから、

薪割りする長さに玉切ってもらいました。

データを持ち帰って生木vs.枯木で、獲得エネルギー量

を計算してもらいました。

あとは薪割り三昧です。はまるようですね。

夜は暖炉に火をくべての語らい、延々と続きました…。

翌日は、薪ストーブ利用者のお宅を訪問し、

インタビュー&薪棚見学。

それから、お待ちかねの炭窯open!

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「いい炭焼けてる」炭焼き熟練の技術職員さんからも

太鼓判。

さっそく収炭率(製炭量を原木重量で割ったもの)を

計算してみると、なんと30%。

まあ、原木の含水率が低かったからだとは思いますが、

燃え残りもなくこの数字は優秀です。

最後は耐火煉瓦でピザ窯を作ってお昼です。

もちろん、温度が上がるまでの待ち時間は薪割り三昧...

お昼メニューはダッチオーブンで作った

ベーコンとキャベツのスープ、それからピザ、

地元で有名な山中湖ハムのソーセージ炭火焼でした。

学生さんたちは、森のエネルギーが秘める

熱量のみならず質も理解してもらえたようです。




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