2015年9月1日火曜日

台湾大学および台湾林務局の方が視察に訪れました

27日の山中湖:最低16℃、最高24℃、曇り
28日の山中湖:最低17℃、最高24℃、曇り

台湾大学と台湾林務局および心理学の先生ら総勢8名の皆様が、日本の森林セラピー関連の現場をいろいろ見学される日程の中で、27〜28日に富士癒しの森研究所を訪問されました。

27日は富士癒しの森研究所内の森林を見学していただき、私たちの「癒しの森プロジェクト」についてご説明しました。
台湾の森林を管理する立場の方々がいらっしゃっており、地域住民が森林に入ってさまざまな活動をできるようにするにあたって、やはり安全についての対策が気になっておられるようでした。


富士癒しの森研究所の四阿を見学
研究所内にある山中寮で、夕食をご一緒して懇談しました。山中寮の食事を「全部おいしい!」と絶賛されていました。山中寮は東京大学の関係者向けの宿泊施設なのですが、宿泊代表者が関係者であれば、一般の方も宿泊可能です。

28日は富士箱根伊豆国立公園内の国設の自然学校「田貫湖ふれあい自然塾」を訪問し、そのエリアで行政、民間、大学などが協力して展開している「富士山!カラダの学校」という健康増進プログラムの取り組みについて説明して頂きました。

富士山!カラダの学校を運営する協議会の事務局であるNPOホールアース研究所の大武様による説明
そして、富士山!カラダの学校の提供するプログラムを少しだけ体験することができました。ノルディックウォーキングとヒノキのバスソルト作り体験です。
インストラクターによるノルディックウォーキングの指導

ヒノキを使ったバスソルト作り
ポールを使う事で、ただ歩くことが全身の筋肉をつかう運動になりエクササイズ効果が高まるとともに、歩く事の負荷が全身に分散することでむしろ足への負担は軽くなるという効果があるそうです。私自身の感想としては、ポールを持つ事で、歩く事がスキーのような気分が上がる屋外スポーツに変わる感じがして楽しかったです。
休暇村富士のレストランで昼食
最後は休暇村富士のレストランで昼食をいただきました。台湾の皆様には期待された見学ツアーを提供できたかどうか不安ではありましたが、日本における多様な主体による多様な取り組みの一端を紹介できたとは思います。
森林および自然環境を活用した健康増進、QOLの向上、地域の魅力の向上などに対する期待が各所で高まっている雰囲気を感じていますが、森林の所有者、管理者側の準備や体勢がまだ追いついていないような気がしています。横の情報交換、連携がもっと必要かもしれません。

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