7日の山中湖:最低−2℃、最高4℃、曇り
8日の山中湖:最低−6℃、最高9℃、快晴
この週末は、金曜日の夜からの泊まり込みで、東京大学1、2年生向けの科目・全学体験ゼミ「癒しの森と地域社会(冬)」の現地実習が行われました。
今回は8名の学生が参加して、やや賑やかな実習となりました。
今回の実習でのテーマは、「赤道」を散歩道として利用してもらうためにはどのようにすれば良いのか、ということを考えてもらうことでした。
「赤道」というのは、昔から人々の往来に使われてきた小径で、当初は国のものでしたが、いまは市町村によって管理されている公共の通路となっていますが、現状はほとんど道として使われていません。
今回は、学生たちは事前の駒場での講義でタブレットPCを使った記録方法を習っていました。
現地では早速それを活用して、対象となる赤道の良い点や課題となる地点を、写真とともにタブレットPCに記録していきました。
実習課題となっている赤道は研究所に隣接したところですが、比較対象として他の赤道も見ておいたほうがいいので、初日の午後には、対岸の長池地区にある赤道も歩かせてもらいました。
ひと段落ついたところで、地元のお宅にお邪魔しておやつをいただきました。
この地域では、歩くことを楽しむためのフットパス作りに数年前から取り組んでいて、その取り組みの中で、地元の食事体験ができるところとして、今回お邪魔したお宅が営業を始めたという経緯があります。
囲炉裏で焼いたもろこし団子などをいただき休憩しながら、地元の方との交流も楽しみました。
夜にはタブレットPCに溜め込んだ情報を整理して、今回訪れた赤道の特徴や課題について考えたところを発表してもらい、大まかな改善計画を考えてもらいました。
2日目は、前夜に考えた計画により具体性を持たせるために、対象となっている研究所脇の赤道に出かけて、実際に落ち葉を取り除いたり、通行の邪魔になっている灌木を刈ったりして、整備にどのような道具が必要で、どのくらいの時間がかかるのかなど、検証してもらいました。
こうして持ち帰った現地での検証結果をもとに整備計画提案書を作ってもらい、それについて報告し合い、ディスカッションをしました。
短時間ではありましたが、なかなか具体的でまとまったて計画を作ってもらうことができました。実際にこの地域の道作りに参考になるアイデアも出てきたように思います。
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