2021年10月31日日曜日

森の文化祭

 本日の山中湖:最低3℃、最高12℃、小雨

本日は、初めての試みである「森の文化祭」が、癒しの森の会との共催で開催されました。山中湖村では、さまざまな文化芸術活動がお熟れていますが、なかなか地域の中では認識されず、また、お互いの交流も乏しいことから、「交流すること」を目的にかかげてこの文化祭を企画しました。

森の中で文化祭をやるとはどういうことか、まったく未経験の中での企画でしたが、なんとか本番にこぎつけることができました。

が、朝から曇りの天気、そして、開会まもなく雨が振り始めてしまいました。それでも、少なくとも150人以上の来場者があり、この企画への期待の高さがうかがえました。

今回の文化祭では、①音楽演奏、②作品出展、③遊休品バザーの3部門を設けました。

①音楽演奏は、講義室敷設のオープンテラスを舞台に行われました。雨が降ってきたので、テントを張った下となりましたが、森の中に様々な音色がひびきました。村内で活動する音楽家や音楽グループ、地元高校生によるジャズ演奏が繰り広げられ、演奏者が変わるたびに森の見え方が変わってくるように思われました。雨が降って肌寒い中でしたが、お客さんは演奏をたのしんでいるようで、色とりどりの傘がリズムに合わせて揺れている様子が印象的でした。そして、演奏者自身が演奏を楽しんでいる様子が伝わってきたのが何よりでした。

②作品出展は、講義室内のスペースを使いました。壁面には、書道、絵画、写真の作品が展示され、テーブルの上には、陶芸、籐カゴ。布ぞうり、木の玩具などの作品が並べられました。来場者の方々と作者が盛んに交流する様子が見られました。

③遊休品バザーは、雨よけのない野外会場だったため、開始直後くらいしかまともに展開できなかったのが残念でしたが、ハンモックや切り株を利用した森ならではの楽しげな陳列ができました。

遊休品バザーの外れでは、6月の音楽会の際に掃除して集めた枝で焼き芋づくりが行われました。サツマイモは村内の畑で作られたものです。焼き芋が振る舞われ、子どもたちからお年寄りまで、火の回りに常に人の輪が作られていました。

初めての試みで、色々課題も見えてきましたが。森の活用について新たな可能性を見出した機会となりました。

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